ハイエースのドアをデッドニングしたいけれど、
「DIYでも施工できる?」
「デッドニングすると音質は本当に良くなる?」
「スピーカー交換と一緒にやったほうがいい?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
僕はハイエースの純正スピーカーの音質に不満があったため、フロントスピーカーの交換とあわせてドアのデッドニングをDIYで施工しました。
実際に施工してみると、スピーカー交換によって音質が良くなっただけでなく、デッドニングによってドアや内張りの振動も減り、音量を上げたときのビビり音も気にならなくなりました。
一方で、期待していた車外への音漏れについては、施工前後で明確な変化を感じませんでした。
この記事では、実際のハイエースを使った施工写真をもとに、フロントドアのデッドニング方法やスピーカーの交換手順、使用した材料、施工後に感じた効果とデメリットを紹介します。
ハイエースのドアをデッドニングした効果
僕はハイエースのフロントスピーカー交換とあわせて、左右のフロントドアをデッドニングしました。
実際に施工して感じた主な変化は、以下のとおりです。
- ドアや内張りの振動が減った
- 音量を上げたときのビビり音が気にならなくなった
- ドアを閉めたときの音が変わった
- スピーカー交換とあわせて音質が良くなった
とくに、音量を上げたときに気になっていたドアや内張りの「ビリビリ」という音が気にならなくなったことは、分かりやすい変化でした。
わんぼ一方で、期待していた車外への音漏れについては、施工前後で明確な違いを感じていません。
また、今回はスピーカー交換とデッドニングを同時に施工しているため、音質の変化についてそれぞれの効果を正確に切り分けることはできません。
施工後に感じた変化や改善しなかったことについては、後半で詳しく紹介します。
今回紹介するフロントドア以外にも、天井や床など車内全体の防音・断熱をDIYで施工しています。
施工場所ごとの効果については「ハイエースの防音・断熱をDIYした効果」で詳しく紹介しています。
ハイエースのドアデッドニングに使用した材料・工具
今回のフロントドアのデッドニングとスピーカー交換では、主に以下のものを使用しました。
| 使用したもの | 用途 |
|---|---|
| レアルシルト | ドアパネルの制振 |
| ディフュージョン | スピーカー背面に施工 |
| インナーバッフル | 社外スピーカーの取り付け |
| コアキシャルスピーカー | 純正フロントスピーカーから交換 |
| 東レペフ | ドア内張りのクッション材として使用 |
| ドリル | 純正スピーカーを固定しているリベットの取り外し |
僕は制振材としてレアルシルトを使用しました。
ハイエースのデッドニングに使う制振材や断熱材の違いについては、「ハイエースの断熱材・制振材おすすめ4選」で実際に使用した材料を詳しく紹介しています。
ハイエースのドアは面積が大きく、音楽を流したときにドアや内張りの振動が気になっていたため、スピーカー交換だけでなくデッドニングも同時に施工しています。
また、社外スピーカーを取り付けるためのインナーバッフルや、スピーカー背面に施工するディフュージョンも使用しました。
ドア内張りには、手元に余っていた東レペフもクッション材として貼り付けています。
なお、純正スピーカーはリベットで固定されていたため、取り外しにはドリルを使用しました。
具体的な施工方法は、次から実際の写真とあわせて順番に紹介します。
ハイエースのドアをデッドニングする方法
ここからは、実際に僕のハイエースで行ったフロントドアのデッドニングとスピーカー交換の手順を紹介します。
大まかな流れは、ドアの内張りを外して純正スピーカーを取り外し、制振材などを施工してから社外スピーカーを取り付けて元に戻すというものです。
実際の写真を見ながら順番に進めていきます。
ドアノブのビスを外す
まずはドアの内張りを取り外します。
ドアノブ部分にビスが1本あるので、これを外します。

ウインドウスイッチのパネルを外す
続いて、ウインドウスイッチ部分のパネルを取り外します。
パネルは2本のビスで固定されているので、先にビスを外します。

ビスを外したらパネルを上方向へ持ち上げます。
パネルの裏側にウインドウスイッチのカプラーが接続されているので、カプラーを抜いてパネルを取り外します。

上側のパネルを外す
次に、ドア内張り上部のパネルを取り外します。

パネルを外したときに、固定用のクリップがドア側に残ることがあります。
その場合はクリップを引き抜き、パネル側へ戻しておきましょう。

クリップがドア側に残ったままだと、元に戻すときにパネルをうまく固定できないことがあります。
ドアの内張りを外す
ビスやパネルを外したら、ドアの内張りを取り外します。
外しやすいところから少しずつクリップを外していき、内張り全体を取り外します。

内張りを外すと、ドア内部へアクセスできるようになります。
デッドニングするために、取り外せるパネルも外しておきます。
純正スピーカーを取り外す
続いて、純正フロントスピーカーを取り外します。
僕のハイエースでは、純正スピーカーがリベットで固定されていました。
そのため、ドリルを使ってリベットを取り外しました。
ここは今回の作業で、とくに注意してほしいポイントです。
リベットがなかなか外れないからといって強くドリルを押し付けていると、リベットが外れた瞬間にドリルが勢いよく奥へ進むことがあります。
僕も実際に、リベットが外れた勢いでドリルをドアにぶつけてしまいました。
「外側まで膨らんだかも……」とかなり焦りましたが、幸い問題はありませんでした。
ドリルを使ってリベットを外すときは、外れた瞬間にドリルがドアへ当たらないよう慎重に作業してください。
純正スピーカーやパネルなどを取り外した状態がこちらです。

ここまで外せば、ドア内部へ制振材などを施工できるようになります。
アウターパネルに制振材を貼る
ドア内部のアウターパネルに、制振材としてレアルシルトを施工していきます。
制振材は、ドアパネルの振動を抑えるために使用します。
今回の目的は単に材料をたくさん貼ることではなく、ドアの振動を抑えてスピーカーが鳴る環境を整えることです。
スピーカー背面にディフュージョンを貼る
制振材を施工したあと、スピーカーの背面にあたる部分へディフュージョンを貼り付けました。

ディフュージョンは、スピーカー背面から出る音を拡散・吸収するための材料です。
スピーカーのすぐ後ろへ施工してから、インナーバッフルとスピーカーを取り付けていきます。
インナーバッフルを取り付ける
次に、社外スピーカーを取り付けるためのインナーバッフルを固定します。

今回使用したインナーバッフルには配線を通すための溝があったので、バッフルを固定する前にスピーカーの配線を通しておきました。
固定してから配線を通そうとするとやり直しになるため、取り付け前に確認しておきましょう。
インナーパネルをデッドニングしてスピーカーを取り付ける
続いて、インナーパネルにも制振材を施工していきます。
デッドニングができたら、インナーバッフルへ社外スピーカーを取り付けます。


スピーカーを固定したら、内張りを戻す前に配線や取り付け状態を確認しておきます。
ドア内張りもデッドニングする
今回はドア本体だけでなく、取り外した内張りにも施工しました。


また、スピーカー周辺には余っていた東レペフをクッション材として貼り付けています。
東レペフについては、今回の使い方によってどの程度の効果があったのかを単体では確認できていません。
そのため「これを貼れば音質が良くなる」とは言い切れませんが、僕は余っていた材料を活用して内張り側にも施工しました。
スピーカーの音を確認して内張りを元に戻す
デッドニングとスピーカーの取り付けが終わったら、外したときと逆の手順でドアの内張りやパネルを元に戻します。
ただし、完全に復元する前にスピーカーから正常に音が出るか確認しておくと安心です。
問題がなければ、クリップやビス、ウインドウスイッチのカプラーなどを元に戻して作業完了です。
デッドニングと同時にフロントスピーカーも交換
今回はドアのデッドニングだけでなく、純正フロントスピーカーも社外品へ交換しました。
カーオーディオ用のスピーカーには、大きく分けてコアキシャルスピーカーとセパレートスピーカーがあります。
主な違いを簡単にまとめると、以下のとおりです。
| コアキシャル | セパレート | |
|---|---|---|
| 構造 | ツイーターとウーファーが一体 | ツイーターとウーファーが別々 |
| 価格 | 比較的安い | 比較的高い |
| 取り付け | 比較的簡単 | 配線や取り付けの手間が増える |
| ツイーターの位置 | ウーファーと同じ位置 | 好きな位置へ設置できる |
| 向いている人 | 費用と手間を抑えて交換したい人 | 取り付け位置などにもこだわりたい人 |
僕がコアキシャルスピーカーを選んだ理由
僕が今回選んだのは、ツイーターとウーファーが一体になったコアキシャルスピーカーです。
理由はシンプルで、
- できるだけ費用を抑えたい
- DIYで簡単に取り付けたい
- 純正スピーカーより音質が良くなれば十分
と考えていたからです。
わんぼカーオーディオはこだわり始めると、スピーカーだけでなくツイーターやサブウーファー、アンプなど、さまざまな選択肢があります!
僕の場合はそこまで本格的なオーディオ環境を求めていたわけではなく、まずは手頃な価格で純正スピーカーからの音質改善を試してみたいという考えでした。
実際に交換してみると、僕にはこの選択でも十分に違いを感じられました。
セパレートスピーカーという選択肢もある
音の聞こえ方や取り付け位置までこだわりたい場合は、セパレートスピーカーも選択肢になります。
セパレートタイプは、高音域を担当するツイーターと中・低音域を担当するウーファーが分かれているため、ツイーターをダッシュボードやピラー付近などへ設置できます。
僕は友人の車に取り付けられているセパレートスピーカーの音を聴いたことがありますが、音の聞こえ方は今回取り付けたコアキシャルスピーカーとはかなり違うと感じました。
一方で、僕自身は耳に近い位置から高音が聞こえる状態で長時間音楽を聴いていると、少し疲れるようにも感じました。
わんぼこれはあくまで僕が実際に聴き比べて感じたことで、どちらが合うかは好みや求める音によって変わります。
手軽さや費用を重視するならコアキシャル、取り付け位置を含めて音にこだわりたいならセパレートというように、自分の目的に合わせて選ぶといいでしょう。
スピーカー交換とデッドニングで実際に感じた変化
フロントスピーカーの交換とドアのデッドニングを同時に施工した結果、僕の場合は施工前との違いをはっきり感じられました。
とくに変化を感じたのは、以下の4つです。
ただし、今回はスピーカー交換とデッドニングを同時に施工しています。
そのため、音質の変化について、
「スピーカー交換だけでこれだけ変わった」
「デッドニングだけでこれだけ変わった」
と、それぞれの効果を正確に切り分けることはできません。
ここでは、実際に施工前後で僕が感じた変化を紹介します。
音質が良くなった
一番分かりやすかったのは、やはり音質の変化です。
僕はカーオーディオに詳しいわけではありませんが、それでも純正スピーカーのときとは明らかに違うと感じました。
施工する前は、
「安いスピーカーへ交換して、本当に違いが分かるのかな?」
と半信半疑でしたが、実際に音楽を聴いてみると交換してよかったと思えました。
今回はスピーカー交換とデッドニングを同時におこなっているため、どちらがどの程度音質に影響したのかまでは分かりません。
それでも、純正スピーカーの音に不満を感じていた僕にとって、施工後の音には十分満足できました。
音量を上げても音割れしにくくなった
純正スピーカーを使っていたときは、音量を上げていくと音割れが気になることがありました。
社外スピーカーへ交換してからは、以前なら音割れが気になっていた音量まで上げても、気になりにくくなりました。
わんぼ運転中に少し大きめの音で音楽を聴きたいこともあるので、この変化は個人的にかなり満足しています!
ドアや内張りの振動が減った
デッドニングによる変化として、とくに実感できたのがドアや内張りの振動です。
施工前は音量を上げると、ドア周辺から振動や「ビリビリ」とした音が気になることがありました。
デッドニング後は、音楽を聴いていてもドアの振動をほとんど感じなくなり、内張りのビビり音も気にならなくなりました。
余計な振動や音が気にならなくなったことで、以前より快適に音楽を楽しめるようになったと感じています。
ドアを閉めたときの音が変わった
これは音質とは直接関係ありませんが、意外と分かりやすかった変化です。
施工前にドアを閉めると「バンッ」という軽い音がしていましたが、デッドニング後は「バフッ」「ドフッ」という感じで、以前より重さを感じる音に変わりました。
音の感じ方なので数値で比較できるものではありませんが、毎回開け閉めするドアだけに、施工後の変化を実感しやすい部分でした。
デッドニングしても改善しなかったこと
フロントスピーカー交換とドアのデッドニングには満足していますが、期待していたことがすべて改善したわけではありません。
実際に施工してみて、僕が「思っていたほど変わらなかった」と感じたのは以下の2つです。
デッドニングを検討している方は、良かった部分だけでなく、このような点も理解したうえで施工することをおすすめします。
車外への音漏れは変化が分からなかった
施工前に期待していたことのひとつが、車外への音漏れの軽減です。
僕のハイエースは、車内で音量を上げて音楽を流すと車外への音漏れが気になっていました。
そのため、
「デッドニングでドアの振動を抑えれば、音漏れも少なくなるのでは?」
と期待していました。
しかし実際に施工してみると、僕には音漏れが減ったと分かるほどの変化は感じられませんでした。
今回おこなったのは、あくまでフロントドアを中心としたデッドニングです。
わんぼ少なくとも僕が今回おこなった施工内容では、「ドアをデッドニングすれば音漏れも大きく改善する」とは言えない結果でした。
音漏れ対策を1番の目的にしている場合は、この点を理解したうえで施工したほうがいいと思います。
高音・低音には物足りなさが残った
純正スピーカーから社外のコアキシャルスピーカーへ交換したことで、全体的な音には満足できるようになりました。
ただし、高音や低音までしっかり鳴らしたいと考えると、今回のスピーカーだけでは少し物足りなさを感じます。
今回僕が選んだのは、費用と取り付けやすさを重視したコアキシャルスピーカーです。
純正スピーカーから手軽に音を良くしたいという目的では十分満足しています。
わんぼしかし、高音をよりはっきり聞きたい場合はツイーター、低音を強化したい場合はサブウーファーを追加するなど、さらにオーディオ環境を整える方法もあります。
ハイエースのドアデッドニングにかかった費用
僕がフロントスピーカー交換とドアのデッドニングを施工した当時は、スピーカー・インナーバッフル・デッドニング用品などを合わせて約2万円かかりました。
DIYで施工したため、取り付け工賃はかかっていません。
わんぼ純正スピーカーから社外スピーカーへの交換だけでなく、左右のフロントドアのデッドニングまで含めた費用として考えると、僕自身は十分満足できる内容でした。
ただし、約2万円というのは僕が施工した当時に実際にかかった費用です。
スピーカーやデッドニング用品の価格は変わるため、現在も同じ金額で揃えられるとは限りません。
これから同じように施工する場合は、使用するスピーカーやデッドニング用品の現在価格を確認したうえで、必要な費用を計算してください。
まとめ|ハイエースのドアデッドニングはDIYでも施工できる
今回は、ハイエースのフロントスピーカー交換とあわせて、左右のドアをデッドニングしました。
実際に施工して感じた主な変化は、以下のとおりです。
- 純正スピーカーから交換して音質が良くなった
- 音量を上げても音割れが気になりにくくなった
- ドアや内張りの振動が減った
- 内張りのビビり音が気にならなくなった
- ドアを閉めたときの音が変わった
一方で、車外への音漏れについては、施工前後で明確な変化を感じませんでした。
また、今回取り付けたコアキシャルスピーカーでも純正からの変化には満足できましたが、高音や低音までこだわるなら物足りなさも残ります。
僕が施工した当時は、スピーカー・インナーバッフル・デッドニング用品などを合わせて約2万円でした。
現在は商品の価格が変わっている可能性がありますが、僕の場合はかかった費用を考えても、スピーカー交換とドアデッドニングをやってよかったと思える結果でした。
ハイエースの純正スピーカーの音や、音量を上げたときのドア・内張りの振動が気になっている方は、スピーカー交換とあわせてドアのデッドニングを検討してみてください。

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