ハイエースに乗っていて、
「段差を越えた後の揺れが気になる」
「ブレーキを踏むと前のめりになる」
「カーブでもう少し安定してほしい」
と感じたことはありませんか?
僕もハイエース5型4WDに乗っていて、純正ショックアブソーバーの乗り心地に不満があったため、社外品へ交換しました。
実際に交換して特に変化を感じたのは、次の3つです。
- ブレーキを踏んだときの前のめりが減った
- 細かい路面の凹凸での揺れが少なくなった
- カーブでの車体の安定感が増した
ただし、交換後の感想としては「乗り心地が柔らかくなった」というより、余計な揺れが抑えられて、車体の動きが落ち着いたという表現のほうが近いです。
また、ショックアブソーバーを交換すれば、どんなハイエースでも劇的に乗り心地が良くなるわけではありません。
ハイエースの乗り心地は、タイヤや空気圧、スプリング、積載量などによっても変わるため、ショック交換で改善しやすいこと・改善しにくいことがあります。
この記事では、実際にハイエース5型4WDのショックアブソーバーを交換した経験をもとに、交換前後で乗り心地がどう変わったのかを中心に、ショックアブソーバーの選び方やオススメ商品、交換費用、寿命まで紹介します。
「ハイエースのショックを交換すると本当に変わる?」
「自分のハイエースも交換したほうがいい?」
と迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ショック交換だけでハイエースの乗り心地は良くなる?
結論からいうと、ショックアブソーバーの交換によって、ハイエースの乗り心地や走行安定性が改善する可能性はあります。
ただし、「ショックを交換すれば乗り心地が劇的に良くなる」と考えるのは少し違います。
ショックアブソーバーは路面からの衝撃そのものをなくす部品ではなく、サスペンションが動いたときの速度をコントロールし、余計な揺れを抑える部品だからです。
僕のハイエースでも、交換後に乗用車のような乗り心地になったわけではありません。
一方で、車体が動いた後の収まりは良くなったため、
「乗り心地を柔らかくする」
というより、
「余計な揺れを減らして落ち着かせる」効果を期待するほうが近いと思います。
ショック交換で改善しやすいのは「揺れの収まり」
ショック交換による変化を感じやすいのは、車体が上下・前後・左右に動いた後の揺れの収まりです。
たとえば、
- 段差を越えた後も車体が揺れる
- ブレーキを踏んだときの車体の動きが大きい
- カーブを曲がった後の揺れ戻しが気になる
- 路面のうねりで車体がフワフワする
といった不満がある場合は、ショックアブソーバーを見直すことで改善する可能性があります。
僕自身も、ショック交換で1番変わったと感じたのは、車体が動いた後の収まり方でした。
ショック交換だけでは改善しにくい乗り心地もある
一方で、ハイエースの乗り心地はショックアブソーバーだけで決まるわけではありません。
たとえば、
- タイヤの種類や空気圧
- ホイールサイズ
- トーションバー
- リーフスプリング
- 車高
- 積載量
- 足回りのブッシュ類
なども乗り心地に影響します。
そのため、たとえばタイヤの硬さや空気圧が原因で路面からの衝撃を強く感じている場合、ショックだけを交換しても期待した結果にならないことがあります。
とくに、
「突き上げを完全になくしたい」
「乗用車のような柔らかい乗り心地にしたい」
という目的なら、ショック交換だけで解決しようとしないほうがいいと言えます。
反対に、
「段差を越えた後の揺れを早く収めたい」
「カーブやブレーキ時の車体の動きを落ち着かせたい」
という目的なら、ショックアブソーバー交換は検討する価値があります。
わんぼ僕の場合も、まさに後者を目的として交換したため、その点では十分に効果を感じることができました。
ハイエースの乗り心地にはショックアブソーバーだけでなく、リヤのリーフスプリングやヘルパーリーフも関係します。
僕はリーフスプリングによる突き上げについても実際に対策しているので、段差での「ドン」という衝撃が気になる方は以下の記事も参考にしてみてください。
ショックアブソーバーとは?スプリングとの違い
ショックアブソーバーは、サスペンションの動きをコントロールして、車体の揺れを抑える部品です。
ハイエースが段差を通過すると、タイヤやサスペンションが上下に動きます。
このとき重要になるのが、スプリングとショックアブソーバーの役割の違いです。
簡単に分けると、
- スプリング:路面からの衝撃を受け止める
- ショックアブソーバー:スプリングの余計な動きを抑える
という役割があります。
スプリングは段差などから受けた衝撃によって縮みますが、その後は元の状態へ戻ろうとします。
ショックアブソーバーがなければ、この伸び縮みが繰り返されて車体の揺れがなかなか収まりません。
そこでショックアブソーバーがスプリングの動きに抵抗を与え、段差を通過した後などの余計な揺れを早く収める働きをします。
そのため、ショックアブソーバーは単純に「足回りを硬くするための部品」ではありません。
製品やセッティングによっては硬く感じることもありますが、適切にサスペンションの動きをコントロールすることで、余計な揺れが減り、乗り心地が落ち着いたと感じることもあります。
ショックアブソーバーが劣化するとどうなる?
ショックアブソーバーは消耗部品なので、使用年数や走行距離などによって性能が低下することがあります。
劣化すると、
- 段差を越えた後の揺れが収まりにくい
- 車体がフワフワする
- カーブで車体の動きが大きく感じる
- ブレーキ時の姿勢変化が気になる
- ショックアブソーバーからオイルが漏れる
といった症状が現れることがあります。
ただし、これらの症状がすべてショックアブソーバーの劣化によるものとは限りません。
わんぼタイヤやスプリング、ブッシュなど、ほかの足回り部品が影響している可能性もあります。
以前より明らかに乗り心地が変わった、異音やオイル漏れがあるといった場合は、ショックだけでなく足回り全体を点検することが大切です。
ハイエースのショックアブソーバーの選び方
ハイエース用のショックアブソーバーは種類が多いため、どれを選べばいいのか迷うと思います。
僕も交換するときはいろいろな製品を比較しましたが、単純に「高いもの」や「硬いもの」を選べばいいわけではありません。
まず考えたいのは、現在の乗り心地の何が不満で、交換後にどうしたいのかです。
たとえば、
- 段差を越えた後の揺れを抑えたい
- 街乗りでの乗り心地を改善したい
- 高速道路で安定させたい
- カーブでの車体の動きを抑えたい
など、目的によって選ぶショックも変わってきます。
そのうえで、減衰力や構造、車両への適合を確認していきましょう。
減衰力は強ければいいわけではない
ショックアブソーバーを選んでいるとよく出てくるのが「減衰力」という言葉です。
減衰力とは簡単にいうと、ショックアブソーバーがサスペンションの動きを抑える力です。
減衰力が強くなるとサスペンションの動きを抑えやすくなりますが、強すぎると路面からの細かな入力を感じやすくなり、「硬い」と感じる場合があります。
反対に弱すぎると、サスペンションの動きを十分に抑えられず、車体がフワフワしたり、段差を越えた後の揺れが収まりにくくなったりすることがあります。
そのため、
「乗り心地を良くしたい=減衰力を弱くする」
「安定させたい=とにかく強くする」
という単純なものではありません。
車両重量やスプリング、タイヤ、積載量、普段走る道路などに合った減衰力を選ぶことが大切です。
減衰力調整式と固定式
ショックアブソーバーには、減衰力があらかじめ設定されている固定式と、自分で変更できる調整式があります。
調整式のメリットは、実際に走りながら自分好みの乗り味を探せることです。
たとえば、
- もう少し乗り心地をマイルドにしたい
- 高速道路でもう少し車体の動きを抑えたい
- 荷物を積んだ状態に合わせたい
といった場合にセッティングを変更できます。
一方で、一度取り付けたら細かく調整する予定がないなら、固定式も選択肢に入ってきます。
わんぼ調整段数が多いほど優れているというわけではなく、自分がどこまで乗り味を調整したいかで選ぶといいでしょう。
単筒式と複筒式の違い

ショックアブソーバーには、大きく分けて「単筒式」と「複筒式」があります。
単筒式は1本のシリンダー内でオイルとガスを分離する構造で、一般的に放熱性を確保しやすく、安定した減衰力を狙いやすい特徴があります。
複筒式は内筒と外筒を持つ構造で、純正ショックをはじめ幅広い製品に採用されています。
ただし、ハイエース用ショックを選ぶうえで、
「単筒式だから高性能」
「複筒式だから乗り心地がいい」
と構造だけで判断するのはオススメしません。
実際の乗り味は、ショックの構造だけではなく、メーカーがどのような減衰特性に設定しているかによっても変わります。
単筒式・複筒式は選ぶ基準のひとつとして考え、最終的には自分が求める乗り味に合った製品かどうかで判断しましょう。
2WD・4WDや車高などの適合を確認する
そして、ショックアブソーバーを購入するときに必ず確認したいのが自分のハイエースへの適合です。
同じ200系ハイエース用として販売されていても、製品によって設定が異なる場合があります。
購入前には、
- 年式・型式
- 2WD/4WD
- 標準ボディ/ワイドボディ
- 車高
- 標準ストローク/ショートストローク
などを確認してください。
とくにローダウンしている場合は、純正車高用とは適合するショックが異なることがあります。
「ハイエース用だから取り付けられるだろう」と判断せず、購入時点でメーカーが公開している最新の適合情報を確認してから選ぶことが大切です。
ハイエースにおすすめのショックアブソーバーを比較
ハイエース用のショックアブソーバーは、多くのメーカーから販売されています。
選択肢が多いため迷いますが、単純に「1番高いもの」や「1番硬いもの」を選ぶのではなく、自分が何を改善したいのかを基準に選ぶことが大切です。
代表的な選択肢としては、次のようなメーカー・ブランドがあります。
| メーカー・ブランド | 選ぶときのポイント |
|---|---|
| CUSCO(クスコ) | 乗り心地と安定感のバランスを求める人 |
| KYB(カヤバ) | 大手ショックメーカーから選びたい人 |
| Genb(玄武) | ハイエース専用パーツブランドから選びたい人 |
| BILSTEIN(ビルシュタイン) | 単筒式ショックを検討している人 |
| OHLINS(オーリンズ) | 性能やセッティングにこだわりたい人 |
| UI vehicle(ユーアイビークル) | ハイエース専門店のショックを選びたい人 |
※製品の仕様・価格・適合は変更される可能性があります。購入前に各メーカーの最新情報を確認してください。
CUSCO(クスコ)
CUSCO(クスコ)には、200系ハイエース専用のtouring A(ツーリングA)が設定されています。
僕が実際に使っているのも、このショックアブソーバーです。
純正形状タイプは複筒式で、減衰力を調整できるほか、周波数感応型バルブ「ハーモフレック」を採用しているのが特徴です。
ハーモフレックとは
荒れた路面や細かい段差の凹凸など『小さく速い』動きの時は減衰力を低くし、しなやかにサスペンションでショックを吸収させ、コーナリングや高速走行時等の『大きくゆっくり』した動きに対しては減衰力を高くすることでしっかりとした快適で安定した乗り心地を実現します。
振動(入力)を周波数として検知し適切に減衰力を変化させ制御することで、低速域と高速域の相反する減衰力特性の要求を高度に両立させたショックアブソーバーです。
僕の場合は、乗り心地を極端に硬くせず、車体の揺れやカーブでの動きをもう少し落ち着かせたいという目的で選びました。
実際に使って感じたことについては、次のH2で詳しく紹介します。
KYB(カヤバ)
KYB(カヤバ)は、自動車用ショックアブソーバーを幅広く手掛けているメーカーです。
ハイエース用のショックを選ぶときにも候補になるメーカーのひとつで、純正から社外ショックへ交換してみたい人はチェックしておきたい商品です。
また、6万円台で購入できる複筒式のショックアブソーバーは、かなりコスパに優れていると言えます。
ショックアブソーバーは製品ごとに特性が異なるため、購入するときは価格だけでなく、自分の車両への適合や求める乗り味に合っているかを確認しましょう。
Genb(玄武)
Genb(玄武)は、ハイエースの足回りパーツを数多く展開しているブランドです。
クラウドウォーカーは、非常に人気のある単筒式のショックアブソーバーになります。
また、玄武はショックアブソーバーだけでなく、バンプストッパーやスタビリンクなど、ハイエースの足回りをトータルで考えたい場合にも候補になります。
すでに玄武の足回りパーツを使用している場合や、ハイエース専用ブランドから選びたい人はチェックしてみるといいでしょう。
BILSTEIN(ビルシュタイン)
BILSTEIN(ビルシュタイン)も、ハイエースのショック交換を検討するときによく候補に挙がるメーカーです。
ショックアブソーバーの構造やセッティングによって乗り味は変わるため、単筒式のショックを検討している人なら比較候補に入れてみるといいでしょう。
単筒式でありながら、安価に購入できるのがビルシュタインのショックアブソーバーです。
減衰力の調整はできませんが、硬めのセッティングがされていて、乗り心地に関しても良いレビューを多く見かけます。
フロントのみの設定も用意されているので、単筒式を安価に試したい人にはピッタリの商品だといえるでしょう。
OHLINS(オーリンズ)
ショックアブソーバーにお金を出せるのであれば、絶対にオススメしたいのがオーリンズのDFVショックアブソーバーになります。
OHLINS(オーリンズ)は、ショックアブソーバーの性能やセッティングにこだわりたい人が検討する選択肢のひとつです。
なかなかのお値段なのでオーリンズに交換している人は正直あまり見かけませんが、各サイトのレビューを見てもかなり高評価の模様です。
値段が高いことだけがデメリットなので、予算に余裕がある人は検討してみてください。
ただし、メーカーは20,000㎞ごとの定期的なオーバーホールを推奨しています。
きちんとメンテナンスしたい人は、ランニングコストも頭に入れておきましょう。
オーバーホールは、1本あたり20,000円程度が相場とのことです。
UI vehicle(ユーアイビークル)
UI vehicle(ユーアイビークル)は、ハイエースを専門に扱っているブランドです。
ハイエース200系用には、KYB製のコンフォートショックアブソーバーが用意されており、ノーマルストローク用とショートストローク用があります。
減衰力を調整できるため、車両の仕様や積載量、好みに合わせてセッティングしたい人にも候補になります。
複筒式のショックアブソーバーでありながら、100,000円を超えてくる強気の価格設定になっています。
中身はカヤバ製ですが、シリンダーが他の商品と比べて太いのが特徴です。
シリンダーが太いということは、
内部のパーツを大きくつくることができるので減衰力の設定を正確におこなえたり、オイルの量を増やすことで必然的に耐久性も向上します。
複筒式なのに単筒式のメリットも持っているショックアブソーバーです。
ローダウン量によって適したタイプが異なるため、購入前に自分の車高へ適合する製品を確認しましょう。
迷ったら「何を改善したいか」で絞り込む
ここまでいくつか紹介しましたが、万人にとって「これが一番」というショックアブソーバーはありません。
大切なのは、
- 街乗りでの乗り心地を重視する
- 高速道路での安定感が欲しい
- カーブでの車体の動きを抑えたい
- ローダウン量に合ったショックが欲しい
- 減衰力を自分で調整したい
- 予算をできるだけ抑えたい
など、自分がショック交換で何を改善したいのかを決めてから比較することです。
僕の場合はその条件を考えた結果、CUSCO touring Aを選びました。
僕がハイエース5型4WDにCUSCO touring Aを選んだ理由
僕がハイエース5型4WDに取り付けているのは、CUSCO(クスコ)のtouring A(ツーリングA)です。
ショックアブソーバーを交換するときはいくつかの製品を比較しましたが、僕が重視したのは、純正より車体の揺れを抑えながら、乗り心地を極端に硬くしないことでした。
普段使いだけでなく高速道路も走るため、街乗りでの乗り心地と走行安定性の両方を考えてtouring Aを選びました。
ハーモフレックに興味を持った
touring Aを選ぶときに特に興味を持ったのが、周波数感応型バルブ「ハーモフレック」です。
CUSCOによると、路面や車体からの入力に応じて減衰特性を変化させ、細かな路面ではしなやかに動かしながら、コーナリングや高速走行など車体が大きく動く場面では安定性を確保することを狙った機構になっています。
僕自身、この仕組みを知ったときに「面白い発想だな」と思ったことが購入の決め手のひとつになりました。
「細かな路面では乗り心地を確保したい!」
でも、
「カーブや高速道路では車体の動きをしっかり抑えたい!」
という僕の希望にも合っていました。
実際に使って感じた乗り心地
実際に純正ショックからtouring Aへ交換してみると、冒頭で紹介したように、
- ブレーキ時の前のめりが減った
- 細かな路面での揺れが少なくなった
- カーブで車体の動きが落ち着いた
という変化を感じました。
特に気に入っているのは、単純に足回りが硬くなったのではなく、余計な揺れが減ったことです。
もちろん、ショックだけでハイエースの乗り心地に関する不満がすべてなくなったわけではありません。
それでも、「車体の揺れをもう少し落ち着かせたい」という僕の目的に対しては、交換して良かったと感じています。
減衰力を調整できるのもメリット
touring Aの純正形状タイプは、前後の減衰力を調整できます。
同じハイエースでも、乗車人数や荷物の量、走る道路によって乗り味は変わります。
調整式なら、
「もう少しマイルドにしたい」
「もう少し車体の動きを抑えたい」
と感じたときに、自分の好みに合わせてセッティングを変更できるのがメリットです。
ただし、減衰力調整式だからといって、頻繁に設定を変える必要はありません。
まずは基準となる設定から走ってみて、必要であれば少しずつ変更しながら自分に合った乗り味を探せばいいと思います。
僕のように、車高を大きく変えず、乗り心地と安定感のバランスを取りたい人にとって、touring Aは検討しやすいショックアブソーバーだと思います。
ハイエースのショック交換にかかる費用
ハイエースのショック交換にかかる費用は、選ぶショックアブソーバーと交換方法によって大きく変わります。
必要になる費用は、大きく分けると次の2つです。
- ショックアブソーバー本体の購入費用
- ショップへ交換を依頼する場合の工賃
ショックアブソーバーはメーカーや製品によって価格差が大きいため、予算を考えるときは本体価格だけでなく、交換まで含めた総額で考えておきましょう。
ショックアブソーバー本体の価格
ハイエース用ショックアブソーバーには、比較的購入しやすいものから10万円を超えるものまであります。
価格差が生まれる理由は、単筒式・複筒式という構造だけではありません。
減衰力調整機能や内部構造、製品ごとの設計などによっても価格は変わります。
そのため、
「単筒式だから高い」
「複筒式だから安い」
と単純に考えず、候補となる製品を比較するのがオススメです。
また、価格は変更される可能性があるため、購入するときはメーカーや販売店で最新価格を確認してください。
ショップへ依頼する場合は交換工賃も必要
ショックアブソーバーの交換をショップや整備工場へ依頼する場合は、本体価格とは別に工賃が必要です。
工賃は店舗や車両の状態、同時に行う作業などによって変わるため、事前に見積もりを取って確認するのが確実です。
ショック交換自体はDIYでおこなわれることもある作業ですが、足回りに関わる重要な部品です。
車体を安全に持ち上げる設備や工具が必要になるほか、取り付けに不備があれば走行に影響する可能性があります。
わんぼ作業に不安がある場合は、無理にDIYせずショップや整備工場へ依頼しましょう!
購入価格だけでなく将来の費用も確認する
ショックアブソーバーは、一度交換すれば永久に使えるパーツではありません。
使用していればいずれ性能が低下し、交換やメンテナンスが必要になる可能性があります。
また、製品によってはオーバーホールに対応しているものもあります。
そのためショックを比較するときは、
- 本体価格
- 交換工賃
- オーバーホールの可否
- メーカーの保証内容
なども確認しておくと、購入後にかかる費用まで判断しやすくなります。
安さだけで決めるのではなく、自分がどれくらいの期間使いたいのかまで考えて選ぶといいでしょう。
ショックアブソーバーの寿命と交換時期
ショックアブソーバーは消耗部品ですが、「○万km走ったら必ず交換」と一律に決められるものではありません。
走行距離だけでなく、
- 使用年数
- 走行する道路
- 積載量
- 車両の使い方
- ショックアブソーバーの状態
などによって劣化の進み方が変わるためです。
そのため、走行距離はひとつの目安として考えつつ、実際の状態を確認して交換時期を判断することが大切です。
オイル漏れや乗り心地の変化を確認する
ショックアブソーバーの状態を判断するときは、オイル漏れなどの外観だけでなく、以前と比べて車体の動きが変わっていないかも確認します。
たとえば、
- ショックアブソーバーからオイルが漏れている
- 段差を越えた後の揺れが収まりにくくなった
- 以前より車体がフワフワする
- カーブで車体の動きが大きく感じる
- 足回りから異音がする
といった変化があれば、一度点検してみるといいでしょう。
わんぼただし、こうした症状があってもショックアブソーバーが原因とは限りません。
タイヤやスプリング、ブッシュなど、ほかの足回り部品が原因になっている可能性もあります。
自分で原因を判断できない場合は、ショックだけを交換するのではなく、整備工場などで足回り全体を点検してもらうのが確実です。
オーバーホールできる製品もある
社外ショックアブソーバーの中には、オーバーホールに対応した製品もあります。
オーバーホールできる製品なら、内部の消耗部品やオイルなどを整備することで、ショックアブソーバーを再使用できる場合があります。
一方で、すべての製品がオーバーホールできるわけではありません。
また、オーバーホール中は車両からショックアブソーバーを取り外す必要があるため、代わりのショックを用意したり、車両を使用できない期間が発生したりする可能性もあります。
オーバーホールを前提に購入する場合は、
- メーカーが対応しているか
- 推奨される点検・メンテナンス時期
- 費用
- 作業期間
などを購入前に確認しておきましょう。
ショックアブソーバーは高価なパーツですが消耗品でもあるため、購入時の性能だけでなく、その後のメンテナンスまで含めて選ぶことが大切です。
ハイエースのショック交換が向いている人・向いていない人
ここまで紹介してきたように、ショックアブソーバーを交換すれば、すべてのハイエースの乗り心地が良くなるわけではありません。
大切なのは、現在感じている不満とショックアブソーバーの役割が合っているかです。
ショック交換を検討する価値があるのは、たとえば次のような人です。
- 段差を越えた後の揺れがなかなか収まらない
- ブレーキ時の前のめりが気になる
- カーブを曲がった後の車体の動きを抑えたい
- 高速道路でもう少し安定感が欲しい
- 純正より車体の動きを落ち着かせたい
- 車高を大きく変えずに足回りを改善したい
僕自身も、「乗り心地を柔らかくしたい」というより「余計な揺れを減らして車体の動きを落ち着かせたい」という目的で交換したため、その点では満足しています。
反対に、
- 現在の乗り心地に大きな不満がない
- 段差から伝わる衝撃そのものをなくしたい
- 乗用車のような柔らかい乗り心地にしたい
- 乗り心地が悪い原因が分からない
という場合は、いきなりショックアブソーバーを交換する必要はないと思います。
ハイエースの乗り心地には、タイヤや空気圧、スプリング、積載量なども関係しています。
まずは「今の乗り心地の何が不満なのか」を整理して、その原因に合った対策を選ぶことが大切です。
まとめ|ショック交換でハイエースの「揺れの収まり」は改善した
僕のハイエース5型4WDでは、純正ショックから社外ショックへ交換したことで、
- ブレーキ時の前のめりが減った
- 細かな路面での揺れが少なくなった
- カーブでの車体の安定感が増した
という変化を感じました。
とくに印象的だったのは、乗り心地が単純に柔らかくなったのではなく、車体が動いた後の余計な揺れが減ったことです。
そのため、
「段差を越えた後の揺れが気になる」
「カーブや高速道路でもう少し安定させたい」
「車高を大きく変えずに足回りを改善したい」
という人なら、ショックアブソーバー交換を検討する価値はあると思います。
僕が実際に使用しているCUSCO touring Aにも満足していますが、ショックアブソーバーは製品によって特性が異なり、ハイエースの仕様や使い方によっても感じ方は変わります。
「人気だから」「硬いから」という理由だけで選ばず、自分が何を改善したいのかを決めたうえで、車両に適合するショックを選びましょう。
ショック交換だけですべての乗り心地の不満が解消するわけではありませんが、僕のハイエースでは、車体の揺れを落ち着かせるという目的に対して交換する価値のあるカスタムでした。


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