【ハイエースに防音・断熱施工】オススメの制振材・断熱材4選と場所に適した選びかたを紹介

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ハイエースに防音・断熱の施工をする決意はしたけど、材料の選択に悩んでいませんか

材料には適材適所があり、何を使ってもいいわけではありません。

とくに、レアルシルトとレジェトレックスは使い分けることが重要です。

今回の記事は、

読者

・防音材や断熱材の種類が多すぎてどれを買えばいいのかわからない…。
・とりあえずオススメの材料を教えてほしい…。

こんな人に向けて、僕が実際に購入して使ってみた経験を活かして、これから防音・断熱を施工する人に自信をもってオススメできる材料を紹介します。

材料にかかる費用の目安も紹介しているので、参考にしてみてください!

目次

防音・断熱の施工に使った材料

ハイエースの防音・断熱の施工に使用した材料です。

  1. レアルシルト
  2. 東レペフ
  3. パーフェクトバリア

僕が重視したのはとにかく作業性がいいこと。

それぞれ、「切りやすい・貼りつけやすい・詰め込みやすい」を意識して選びました

作業性を優先して材料を選ぶことで、結果的に大きな時短につながります。

わんぼ

ハイエース1台分の材料となれば量も多いし、作業性が良くても下準備や施工に時間がかかっちゃうからね!

レアルシルト

制振材として使用したのがレアルシルトです。

特徴としては、

  1. シール感覚で貼れる
  2. 耐熱温度が高い(80℃)
  3. 施工しやすい
  4. 値段が高い

ひとつずつ見ていきましょう。

シール感覚で貼れる

レアルシルトはヒートガンを使わなくても、常温でしっかりと密着させることができます

極寒地を除けば、冬場の施工でも問題ありません。

粘着力も強いので、カッティングさえ終わってしまえばどんどん貼っていくだけです。

わんぼ

レアルシルトの貼りやすさには、本当に助けられたよ!

耐熱温度が高い

レアルシルトの耐熱温度は80℃までとなっています。

レアルシルトは耐熱温度を活かして、天井やエンジンフードに使用するのがオススメです。

レジェトレックスの耐熱温度は40℃までなので、熱くなりやすい場所への使用は控えるべきだといえるでしょう。

施工しやすい

レアルシルトは樹脂系の制振材を使用しているので、作業中に手が汚れることもなく快適でした。

車全体に貼っていくので、施工しやすいことは大きなメリットになります。

レジェトレックスはプチルゴム系の制振材なので、手や車につくとなかなかとれなくて汚れてしまうデメリットがあります。

値段が高い

レアルシルトの唯一の欠点で、レジェトレックスと比べるとおよそ3倍の価格差があります。

なるべく安価に抑えたければ、場所によって使い分けると良さそうです。

オススメの制振材

制振材として有名なのが、レアルシルトとレジェトレックスです。

コストパフォーマンスを重視するのであれば、以下をオススメします。

  • 天井・エンジン周りにはレアルシルト。
  • それ以外にはレジェトレックス。

レアルシルト

レアルシルトは1枚が、「幅300mm×奥行400mm」の大判で販売されています。

1枚を幅「100mm×奥行200mm」の6分割して貼っていくと作業しやすいです。

16枚入りだと96枚に切り出すことができるので、贅沢に使ったとしても天井とエンジン周りには施工できると思います。

レジェトレックス

天井・エンジン周り以外にオススメの制振材がレジェトレックスです。

耐熱温度が40℃までなので熱の影響を受けにくい場所に使いましょう。

特徴はなんといってもコストパフォーマンスの良さ。

十分な性能を備えていますがプチルゴム系の制振材なので、レアルシルトに比べると作業性は劣ります。

東レペフ

断熱材として東レペフを使用しました。

特徴としては、

  1. とにかく作業しやすい
  2. 耐水性が高い
  3. 吸音性に優れる
  4. 厚さが選べる
  5. 粘着力が強すぎる

ひとつずつ見ていきましょう。

とにかく作業しやすい

はさみやカッターでカンタンに切ることができます。

片面がシールになっているので、そのまま貼れて時短になります。

柔軟性も高いので、凹凸のある場所でも貼り付けが可能です。

十分な性能でありながら、作業性にも優れていました。

耐水性が高い

スポンジみたいですが、気泡の1つずつが独立していることで吸水することがありません

外気温との差があればボディ内側は結露します。

断熱材によっては水分を吸収してしまうので、断熱性能の低下やカビの原因になる可能性も…。

断熱性が高くても、カビが生えてしまってはなんのために施工したのかわかりませんよね。

吸音性に優れる

柔軟性と復元性が高いので、衝撃エネルギーを吸収することが得意です。

触ってみると柔らいけど、しっかり反発することがわかります。

僕のハイエースは天井に10㎜厚の東レペフを2重に貼ってますが、雨音はほとんど聞こえません。

断熱だけではなく、吸音もしてくれてるんだな。という印象です。

厚さが選べる

3㎜・5㎜・10㎜などいくつかの選択肢があります。

場所によって使い分けることができるのは便利ですね。

僕の場合は天井に10㎜、タイヤハウスや内張に3㎜を使用しました。

粘着力が強すぎる

剥がれにくいと考えればいいことなんですが、貼り付けるたあとにやり直しができません

剝がしても粘着部分がボディ側に残ってしまうんです…。

一発勝負になるので、慎重に作業を進める必要があります。

天井にオススメの断熱材

天井に施工する場合、大切なのは耐水性粘着力です。

東レペフは片面がシールになっているので、カンタンに貼りつけることが可能で水分を吸収しません。

時間のかかる作業ですが、東レペフを使用することにより時短することができます。

パーフェクトバリア

天井以外の場所に使用したのがパーフェクトバリアです。

特徴としては、

  1. 耐水性が高い
  2. 軽い
  3. 安い
  4. 細部にまで詰め込める

1~3は割愛します。

細部にまで詰め込める

全ての断熱を東レペフでおこなう予定でしたが、

奥まった場所や狭い場所など手が入らない部分に、パーフェクトバリアを使用しました。

任意の大きさに切って、隙間に入れていくだけなのでとてもカンタンでした。

ぎっしり詰め込むことができたので、断熱効果には期待できそう

東レペフを使いにくい場所にはパーフェクトバリアがオススメです。

わんぼ

僕は、天井以外をパーフェクトバリアで施工したよ!

天井にはレアルシルトを使おう

この記事で1番伝えたいことかもしれません。

防音の施工には、レアルシルトもしくはレジェトレックスを使用する人が多いと思います。

もう一度、耐熱温度に注目してみましょう。

スクロールできます
耐熱温度
レアルシルト80℃
レジェトレックス40℃
耐熱温度の比較

耐熱温度を比較すると、レアルシルトの方が天井・エンジン周りなど、熱を受けやすい場所への施工が向いているといえるでしょう。

制振材は、耐熱温度を超えてしまうと以下のことが考えられます。

  1. 粘着力の低下
  2. 制振効果の低下

粘着力が低下してしまうことで、制振材が剥がれる可能性があります。

剥がれてしまうと制振材も振動してしまい、制振効果を発揮することができません。

制振材が振動することで雑音の原因になることも考えられます。

わんぼ

それは避けたいよね…。

熱を受ける部分にはレアルシルト、そうでない部分はレジェトレックスという風に使い分けましょう。

材料にかかった費用

ハイエースバン標準ボディの防音・断熱の施工をするにあたっての材料費ですが、

  • レアルシルト:50,000円
  • 東レペフ:45,000円
  • パーフェクトバリア:10,000円

ざっくりですが、これぐらいかかりました。

天井は東レペフを2重に貼ったこともあり、出費が増えましたね。

東レペフを1重貼りにして、天井とエンジン周辺以外はレジェトレックスを使用すれば、5万円程度で施工ができそうです。

施工完了までの日数

僕は断熱・防音の施工の工程をひとりですべておこないました。

作業時間は3日です。

少しずつできればいいのですが、タイミングによっては車を走らせることが危険な状態になります。

できれば3日以上の連休を狙っての作業がオススメです。

さいごに

制振材・断熱材にはそれぞれ、

  • コストパフォーマンス
  • 特徴・強み
  • 不向きな施工場所

以上が主な違いになります。

適材適所を考えて材料を選択していけば、あとから後悔することはありません

お金をかけるところはかける。ケチるところはケチる。

といったようにメリハリをつけることで、満足度・費用対効果をともに感じられると思います。

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