ハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルト交換方法|DIY手順を実車で解説

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ハイエースのファンベルトを交換したいけれど、

「自分でも交換できる?」
「どんな工具が必要?」
「ベルトはどうやって掛ければいい?」

と迷っている方も多いのではないでしょうか。

僕のハイエース5型ディーゼル(1GD)は、走行距離が約5万kmになったタイミングでファンベルトを交換しました。

実際に作業してみると、1GDはオートテンショナーを14mmのメガネレンチで動かすことで、ファンベルトを脱着できます。

ただし、作業するにはアンダーカバーを外す必要があるため、12mmと14mmの工具を使用しました。

交換作業でとくに注意したいのが、ファンベルトの取り回しと、各プーリーへ正しく掛かっているかの確認です。

この記事では、実際に僕のハイエースで交換したときの写真を使いながら、

  • 必要な工具
  • ファンベルトの取り回し
  • ファンベルトの交換手順
  • 交換後の確認方法

まで順番に解説します。

ハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルトをDIYで交換したい方は、作業前の参考にしてください。

目次

ハイエース1GDのファンベルト交換時期

ファンベルトの交換時期は、走行距離だけで決めるのではなく、ベルトの状態を確認して判断することが大切です。

僕のハイエースでは約5万kmで交換しましたが、「5万kmになったら必ず交換」という意味ではありません。

ここでは、実際に約5万km使用したベルトの状態と、点検するときに確認したい症状を紹介します。

僕は約5万kmで交換した

今回、僕のハイエースは約5万km走行したところでファンベルトを交換しました。

取り外したベルトを新品と比較すると、それなりに摩耗していることが分かりました。

実際の新旧ベルトの状態は、このあとの交換手順で写真とあわせて紹介します。

わんぼ

僕は今回の状態を見て、今後も5万km前後をひとつの目安として点検しようと考えています!

ただし、ファンベルトの劣化具合は使用期間や走行環境などによっても変わるため、僕の約5万kmという交換時期はあくまで実車での一例として参考にしてください。

ひび割れ・摩耗・異音があれば点検する

ファンベルトを確認するときは、次のような症状がないかチェックします。

  • ベルトにひび割れや傷みがある
  • ベルトの溝が摩耗している
  • 「キュルキュル」といったベルト鳴きがする
  • エンジン始動時などにベルト周辺から異音がする

このような症状がある場合は、走行距離にかかわらず点検を検討しましょう。

また、ベルト周辺から異音がするからといって、必ずしもファンベルト自体が原因とは限りません。

テンショナーやプーリーなど、周辺部品が原因になっている可能性もあります。

交換時期を「○万km」と走行距離だけで決めるのではなく、定期的にベルトの状態を確認することが大切です。

ハイエース5型1GDのファンベルト交換に必要な工具と部品

ハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルト交換では、12mmと14mmの工具を使用します。

ファンベルト自体の脱着は、14mmのメガネレンチでオートテンショナーを動かしておこないます。

ただし、ファンベルトへアクセスするにはアンダーカバーを外す必要があるため、カバー脱着用の12mm工具も用意しておきましょう。

12mmと14mmの工具を使用

今回の作業で使用する主な工具・用品はこちらです。

工具・用品用途
12mmの工具アンダーカバーの脱着
14mmのメガネレンチオートテンショナーの操作
作業用手袋手の保護・滑り止め
LEDライトベルトやプーリーの確認

ファンベルトの交換でポイントになるのが、14mmのメガネレンチを使ったオートテンショナーの操作です。

1GDにはベルトの張りを自動で調整するオートテンショナーが使われているため、14mmのメガネレンチでテンショナーを動かしてベルトの張りを緩めます。

僕が実際に作業したときは、14mmのメガネレンチはロングタイプのほうがテンショナーを動かしやすかったです。

わんぼ

テンショナーにはバネの力が掛かっているので、ある程度長さのあるメガネレンチのほうが力を掛けやすく、作業しやすいと思います!

交換するファンベルトの適合を確認

工具とあわせて、車両に適合する新品のファンベルトを用意します。

ハイエースは年式やエンジン、仕様によって使用する部品が異なる場合があるため、「ハイエース用」と書かれているだけで判断せず、自分の車両に適合するか確認してから購入してください。

今回の記事で交換しているのは、ハイエース5型ディーゼル(1GD)です。

購入するときは車検証などで車両情報を確認し、適合に不安がある場合は部品販売店やディーラーなどで確認してから購入するようにしてください。

新品ベルトを用意できたら、ベルトを外す前に交換作業の準備をしていきます。

ファンベルトを交換する前に確認すること

ファンベルトを外す前に、エンジンが十分に冷えていることと、現在のベルトの取り回しを確認しておきましょう。

エンジン停止直後は、エンジン本体や周辺部品が高温になっています。

ファンベルト周辺に手を入れて作業するため、走行直後は避け、エンジンが十分に冷えてから作業してください。

また、ファンベルトを外す前にやっておきたいのが、現在のベルトの取り回しを写真に残しておくことです。

わんぼ

1GDのファンベルトは複数のプーリーに掛かっているため、一度外してしまうと元のルートが分かりにくくなります。

僕もこのあと実際の取り回しを紹介しますが、車両の状態を確認する意味でも、作業前に自分のハイエースのベルトを撮影しておくことをオススメします。

全体の取り回しだけでなく、見えにくいプーリー周辺も何枚か撮影しておくと、取り付けるときに確認しやすくなります。

準備ができたら、12mmの工具でアンダーカバーを外し、ファンベルトの交換作業に進みます。

ハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルト交換方法

ここからは、僕のハイエース5型ディーゼル(1GD)で実際におこなったファンベルト交換の手順を紹介します。

大まかな流れは次のとおりです。

  1. アンダーカバーを外してファンベルトを確認する
  2. 14mmのメガネレンチをテンショナーに掛ける
  3. テンショナーを動かして古いベルトを外す
  4. 取り外したファンベルトの状態を確認する
  5. 新品のファンベルトを正しい取り回しで掛ける
  6. テンショナーを動かしながら最後のプーリーに掛ける
  7. ベルトの取り付け状態を確認する

それでは順番に交換していきます。

①アンダーカバーを外してファンベルトを確認する

まずは、前から2番目のアンダーカバーを外します。

アンダーカバーのボルトは12mmなので、12mmの工具を使って取り外してください。

アンダーカバーを外すと、ファンベルトへアクセスできるようになります。

ここで、ファンベルトが各プーリーへどのように掛かっているか、もう一度確認しておきましょう。

初めて交換する場合は、ベルトを外す前にスマートフォンで写真を撮っておくと、取り付け時に確認できます。

②14mmのメガネレンチをテンショナーに掛ける

次に、14mmのメガネレンチをオートテンショナーのボルト部分に掛けます。

ファンベルトを脱着するときに工具を掛けるのは、写真の赤丸部分です。

メガネレンチがしっかり掛かっていることを確認してから、テンショナーを動かします。

僕はロングタイプの14mmメガネレンチを使いました。

長さがあるほうが力を掛けやすく、テンショナーを動かしやすかったです。

③テンショナーを動かして古いベルトを外す

14mmのメガネレンチでオートテンショナーを動かすと、ファンベルトの張りが緩みます。

ベルトが十分に緩んだら、プーリーからベルトを外します。

テンショナーにはバネの力が掛かっているため、メガネレンチを急に離さず、ゆっくり操作してください。

ベルトが1か所外れれば余裕ができるので、残りのプーリーからも順番に外していきます。

④取り外したファンベルトの状態を確認する

古いファンベルトを取り外したら、新品と並べて状態を比較してみました。

写真では、左が新品、右が約5万km使用したファンベルトです。

僕が実際に見比べた印象では、取り外したベルトは「それなりに摩耗しているな」と感じました。

今回は約5万kmで交換しましたが、この状態を見て、今後も5万km前後をひとつのタイミングとしてベルトの状態を点検していこうと思っています。

ただし、ベルトの劣化具合は使用期間や走行環境などでも変わるため、5万kmはあくまで僕のハイエースでの一例です。

⑤新品のファンベルトを正しい取り回しで掛ける

続いて、新品のファンベルトを取り付けます。

ここで1番注意したいのが、ファンベルトの取り回しを間違えないことです。

取り外す前に撮影した写真や、下の取り回し図を確認しながら、元と同じルートで各プーリーにベルトを掛けていきます。

溝のないツルツルしたプーリーには、ベルトの背面(溝のない側)が当たるように取り付けます。

反対に、溝のあるプーリーにはベルトのリブ(溝)が正しく噛み合うように掛けてください。

見た目では正しく掛かっているようでも、ベルトがプーリーの溝から1山ずれていることがあります。

見えにくい場所はライトで照らしたり、エンジン停止状態で手で触れたりしながら、ベルトが正しく収まっているか確認します。

ベルトが届かない場合は無理に引っ張ったり、工具でこじ入れたりせず、取り回しとテンショナーの位置をもう一度確認してください。

⑥テンショナーを動かしながら最後のプーリーに掛ける

新品ベルトを取り付けるときも、14mmのメガネレンチでオートテンショナーを動かしてベルトを緩めた状態にします。

僕が実際に交換したときは、右下のプーリーを最後に残しておくとベルトを掛けやすかったです。

先に右下以外のプーリーへベルトを確実に掛けておき、オートテンショナーを動かしてベルトに余裕を作った状態で、最後に右下のプーリーへ掛けました。

これは僕が実際に作業してやりやすかった方法なので、取り付けるときの参考にしてください。

すべてのプーリーへベルトを掛けたら、位置がずれていないことを確認しながら、テンショナーをゆっくり元の位置へ戻します。

⑦ベルトの取り付け状態を確認する

新品ベルトを取り付けたら、すぐにエンジンを始動せず、まずはベルト全体を確認します。

確認するポイントは次のとおりです。

  • ベルトの取り回しが正しいか
  • すべてのプーリーにベルトが掛かっているか
  • ベルトの溝がプーリーの溝に正しく入っているか
  • ベルトがねじれていないか
  • ベルトがプーリーの端へ寄っていないか
  • テンショナーが正常な位置に戻っているか

とくに注意したいのが、ベルトのリブがプーリーの溝からずれていないかです。

見えにくいプーリーも含めて確認し、問題がなければ取り付け作業は完了です。

このあとエンジンを始動して、ベルトが正常に回転しているか、異音がないかを確認します。

ファンベルト交換後の確認方法

ファンベルトを取り付けたら、すぐに走り出さず、エンジンを始動してベルトが正常に回転しているか確認します。

エンジンを始動する前に、工具や外した部品などがエンジンルーム周辺に残っていないことを確認してください。

エンジンを始動したら、次のポイントをチェックします。

  • ベルトが各プーリーの正しい位置を回っているか
  • ベルトが左右に大きく振れていないか
  • プーリーの溝からベルトがずれていないか
  • 「キュルキュル」などのベルト鳴きがないか
  • 「カタカタ」「ガラガラ」など交換前になかった異音がないか

確認するときは、回転しているファンベルトやプーリーに手や工具を絶対に近づけないでください。

ベルトがプーリーの端に寄っていたり、溝からずれていたり、異音が発生している場合は、そのまま走行せずエンジンを停止して取り付け状態を確認します。

取り回しや取り付け状態を確認しても原因が分からない場合は、テンショナーやプーリーなどベルト以外に原因がある可能性もあるため、無理に走行せず整備工場などで点検してもらいましょう。

わんぼ

問題なく回転していることを確認できれば、ファンベルト交換は完了です!

ハイエース1GDのファンベルト交換はDIYできる?

ハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルト交換は、工具の扱いに慣れていて、ベルトの取り回しを確認しながら作業できる方ならDIYも可能です。

僕自身も今回、自分のハイエースでファンベルトを交換しました。

作業では12mmの工具でアンダーカバーを外し、14mmのメガネレンチでオートテンショナーを動かしてベルトを脱着しています。

特別な専用工具を使わずに交換できましたが、実際に作業してみてとくに注意が必要だと感じたのは、オートテンショナーの操作と新品ベルトの取り回しです。

ベルトの掛け方を間違えたり、プーリーの溝からずれた状態で取り付けたりすると正常に回転しません。

そのため、

  • 工具の扱いに慣れていない
  • ベルトの取り回しに自信がない
  • テンショナーの操作に不安がある
  • ベルト周辺から異音がしていて原因が分からない

といった場合は、無理にDIYせず整備工場やディーラーへ依頼するのも選択肢です。

ファンベルトはエンジンの補機類を駆動する重要な部品です。

わんぼ

「DIYできるか」だけでなく、「交換後まで自分で確実に確認できるか」も含めて判断することをオススメします。

まとめ|ハイエース1GDのファンベルトはDIY交換できる

今回は、ハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルトをDIYで交換しました。

実際に交換して分かったポイントをまとめると、次のとおりです。

  • 僕のハイエースでは約5万km走行したタイミングで交換した
  • アンダーカバーの脱着には12mm、オートテンショナーの操作には14mmの工具を使用した
  • ベルトを外す前に、元の取り回しを写真に残しておく
  • 新品ベルトは取り回しとプーリーの溝への掛かり方をしっかり確認する
  • 交換後はエンジンを始動し、ベルトのズレや異音がないか確認する

作業自体は比較的シンプルですが、とくに重要なのがファンベルトの取り回しと、各プーリーへ正しく掛かっているかの確認です。

僕と同じハイエース5型ディーゼル(1GD)のファンベルト交換を検討している方は、この記事の実車写真と取り回し図を参考にしてみてください。

わんぼ

ただし、テンショナーの操作やベルトの取り回しに不安がある場合は、無理にDIYせず整備工場やディーラーへ依頼しましょう!

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