【わかりやすく解説】ハイエースの購入価格、ガソリンとディーゼルの差額は６０万！この差が維持費で埋まるのはいつ？

エンジンにかかるランニングコストのうち、大部分を占めるのは燃料代とメンテナンス費用の２つです。

走れば走っただけ燃料は減りますし、消耗品の交換が必要になります。

今回は、エンジンに対するランニングコストというテーマに絞って進めていきましょう。

比較のルール

比較しやすいようにルールを決めておきます。

以上のルールに従って比較したいと思います。

比較の結果発表

もったいぶっても仕方ないので結論から発表します。

ディーゼルエンジンをメンテナンスしながら、具体的にどのタイミングで差額が埋まるかに注目してください。

それではまとめていきます。

走行距離を30,000㎞で計算

	ガソリンエンジン	ディーゼルエンジン
燃料代	４３８，０００円	３１２，５００円
燃料フィルター交換代		８，０００円
アドブルー補充代		６，０００円
合計	４３８，０００円	３２６，５００円

わずか30,000㎞ですが、ディーゼルエンジンの方が111,500円安い結果になりました。

走行距離を増やした例をいくつか紹介したいと思います。

走行距離を90,000㎞で計算

	ガソリンエンジン	ディーゼルエンジン
燃料代	１，３１４，０００円	９３７，５００円
燃料フィルター交換		２４，０００円
アドブルー補充		１８，０００円
合計	１，３１４，０００円	９７９，５００円

90,000㎞走行時点でのトータルで、ディーゼルエンジンの方が334,500円安い結果になりました。

ここまで走ればおおむね折り返し地点です。

走行距離を150,000㎞で計算

	ガソリンエンジン	ディーゼルエンジン
燃料代	２，１９０，０００円	１，５６２，５００円
燃料フィルター交換		４０，０００円
アドブルー補充		３０，０００円
合計	２，１９０，０００円	１，６３２，５００円

150,000㎞走行時点でのトータルで、ディーゼルエンジンの方が557,500円安い結果になりました。

初期投資額の高いディーゼルエンジンでもきちんとメンテナンスをしながら、150,000㎞を目安にガソリンエンジンとの差額は埋まることがわかりました。

ハイエースを150,000㎞以上乗る前提で購入する人は、

とくに理由がない限りディーゼルエンジンを選択するべきです。

燃料代の比較

レギュラーと軽油では1Lあたり約20円の差があります。

わずかな違いに見えますが、距離を重ねていくと馬鹿にできない差額になるので計算してみましょう。

10,000㎞で計算

	ガソリンエンジン	ディーゼルエンジン
燃料代	１４６，０００円	１０４，１２５円

10,000㎞走行で燃料代は41,875円の差が出ます。

つまりディーゼルエンジンを選択した場合、10,000㎞走るたびにガソリンエンジンより41,875円も安いです。

150,000㎞で計算

	ガソリンエンジン	ディーゼルエンジン
燃料代	２，１９０，０００円	１，５６２，５００円

150,000㎞走行で燃料代は、627,500円の差額となりました。

素行距離が多い人はディーゼルエンジンを選ぶべきと言われる理由がわかりますね。

年間に10,000㎞走る人であれば、

ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの差額を埋めるのに約15年間必要ということです。

メンテナンスにかかる費用

ディーゼルエンジンの場合はエンジンオイルのみならず、定期的な燃料フィルターの交換やアドブルーの補充が必須となります。

ガソリンエンジンに比べてメンテナンス費用が高いですが、燃料代でカバーできるのであまり気になりません。

	ディーゼルエンジン
燃料フィルター交換代	８，０００円
アドブルー補充代	６，０００円

これは僕の場合の例ですが、30,000㎞走行ごとに約14,000円必要です。

さいごに

なるべくわかりやすくお伝えしたつもりですが、いかがでしたか。

ハイエースのディーゼルエンジンモデルに長く乗ることで、意外と簡単に差額が埋まることを理解していただければ嬉しいです。

自分が年間にどれぐらい走るのかがわかれば、自然と答えは見えてくるのではないでしょうか。

基準となる距離は150,000㎞です。