ハイエースで冬に車中泊するとき、
「冬のハイエースはどれくらい寒い?」
「寝袋だけでも冬に車中泊できる?」
「電気毛布やFFヒーターがないと寒くて寝られない?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
冬の車中泊では、窓や寝床から伝わる冷気への対策に加えて、外気温に合った寝袋や防寒着などを準備することが大切です。
わんぼ僕自身、キャンプ場や旅行先で外気温が−5℃ほどになるなか、ハイエースで車中泊した経験があります!
電気毛布やFFヒーターは使っていませんが、サンシェード・ベッドキット・マット・寝袋・厚着を組み合わせることで寝ることはできました。
ただし、ポカポカ暖かく快適だったわけではなく、寒さは感じました。
そのため、冬の車中泊では「暖房器具があるか」だけでなく、窓・寝床・寝袋・服装を含めて寒さ対策を考えることが大切です。
この記事では、実際にハイエースで冬の車中泊をしてきた経験をもとに、冬に暖かく寝るための寒さ対策や、安全に車中泊するための注意点を紹介します。
冬のハイエースは寒さ対策をしないと車中泊がつらい
冬にハイエースで車中泊するなら、事前の寒さ対策は必要です。
車内にいれば風などを直接受けにくくなりますが、エンジンを停止すると車内温度も低下していきます。
JAFが長野県で実施した厳冬期のユーザーテストでは、車内を25℃まで暖めてからエンジンを停止。
テスト終了直前には外気温が−13.2℃となり、車内温度も−7℃まで低下しました。
同じテストでは、
- 対策なし
- 毛布+使い捨てカイロ
- 冬山用の寝袋
- エマージェンシーシート
の4条件で、エンジンを停止した車内で朝まで過ごせるかも検証されています。
「対策なし」は2時間45分、「エマージェンシーシート」は5時間27分でテストを終了。
一方、「毛布+使い捨てカイロ」と「冬山用の寝袋」は8時間のテストを終えていますが、寝袋を使用した人も朝方には寒さを感じています。
つまり、車内だから寒さ対策が必要ないわけでも、寝袋さえあれば必ず暖かく眠れるわけでもありません。
わんぼ車中泊する場所の気温に合わせて、寝床や寝具を準備することが大切です!
僕は外気温−5℃ほどでハイエース車中泊を経験
僕自身は、キャンプ場や旅行先で外気温が−5℃ほどになる環境でもハイエースで車中泊したことがあります。
僕のハイエースは床以外を断熱施工しており、そのときは、
- サンシェード
- ベッドキット
- マット
- 寝袋
- 厚着
という装備で寝ました。
電気毛布やFFヒーターは使用していません。
この状態でも一晩寝ることはできましたが、「寒くない」というより、寒さを感じながらも寝ることはできた、というのが正直な感想です。
わんぼもっと暖かく快適に寝るなら、より低い温度に対応した寝袋を使うなど、装備を強化したほうがいいと感じています!
また、僕のハイエースは床そのものを断熱施工していませんが、床に直接寝袋を敷いているわけではありません。
ベッドキット→マット→寝袋という寝床なので、この経験だけをもとに「床を断熱しなくても−5℃まで大丈夫」と判断することはできません。
車両の断熱状態や寝具、天候、寒さの感じ方などによって条件は変わるため、あくまで僕のハイエースでの一例として参考にしてください。
ハイエースの冬の車中泊でできる寒さ対策
ハイエースの冬の車中泊でできる寒さ対策は、次のとおりです。
- 窓にサンシェードを取り付ける
- ベッドキットの上にマットを敷く
- 最低気温に合った寝袋を使う
- 厚着をして体温を逃がしにくくする
- さらに暖かく寝たいなら電気毛布も選択肢
- 車内全体を暖めたいならFFヒーターも選択肢
僕は冬の車中泊を始めたころ、装備が十分ではなく、想像以上の寒さにつらい思いをしたことがあります。
現在は、暖房器具を最初から用意するのではなく、窓・寝床・寝袋・服装の順に基本的な寒さ対策を整えるようにしています。
わんぼここからは、僕が実際に行っている対策と、さらに暖かくしたい場合の選択肢を紹介します!
窓にサンシェードを取り付ける
冬の車中泊では、窓まわりの寒さ対策をしておきましょう。
僕のハイエースは床以外を断熱施工していますが、冬は窓にもサンシェードを取り付けています。
サンシェードは車外から車内を見えにくくする目隠しとして使えるだけでなく、窓と車内を隔てるため、窓まわりから感じる冷気を抑える対策にもなります。
わんぼ車中泊ではプライバシー確保にも必要になるため、冬だけでなく年間を通して用意しておきたいアイテムです!
僕が使用しているサンシェードや選び方については「ハイエースのサンシェードおすすめ3選」で詳しく紹介しています。
ベッドキットの上にマットを敷く
冬は窓だけでなく、寝床から伝わる冷たさにも対策しておきたいところです。
僕の場合は、
ベッドキット→マット→寝袋
という状態で寝ています。
ベッドキットによって車両の床面から離れ、その上にマットを敷いて寝床を作っています。
床に直接寝る場合とは条件が異なるため、冬の車中泊では寝袋の性能だけでなく、その下にどのような寝床を作るかも考えておきましょう。
車中泊で使いやすいマットについては「ハイエースの車中泊マットおすすめ4選」で詳しく比較しています。
最低気温に合った寝袋を使う
冬の車中泊で特に重要なのが寝袋です。
僕も冬のハイエースでは、LOGOS(ロゴス)の丸洗いできる寝袋(適正温度0℃)を使用しています。
LOGOSの寝袋には製品ごとに「適正温度」が設定されており、公式サイトでは5℃、0℃、−2℃、−6℃など、異なる温度帯の製品が販売されています。
LOGOSでは、この適正温度について「製品の温かさを比較するための目安温度」で、防寒着を着て寝ることを想定したものと説明しています。
そのため、寝袋を選ぶときは単に「冬用」と考えるのではなく、メーカーが示している温度の目安と、車中泊する場所の最低気温を確認することが大切です。
わんぼ僕の場合、外気温−5℃ほどでも寝ること自体はできましたが、寒さは感じました!
より暖かく快適に眠るのであれば、僕自身もさらに低い温度に対応できる寝袋を選んだほうがいいと感じています。
厚着をして体温を逃がしにくくする
僕は寝袋だけに頼らず、冬の車中泊では厚着をして寝ています。
電気毛布やFFヒーターを使っていないため、服装も寒さを調整するための大切な要素です。
ただし、厚着をすれば気温に合っていない寝袋でも大丈夫という意味ではありません。
わんぼまずは予想される最低気温を確認して寝床と寝袋を準備し、服装でも調整するという考え方がいいでしょう!
初めて冬に車中泊する場合は、いきなり厳しい寒さの場所へ行くのではなく、無理のない環境から試して、自分の装備でどの程度快適に眠れるのか確認しておくと安心です。
さらに暖かく寝たいなら電気毛布も選択肢
寝袋や服装だけでは寒い場合は、電気毛布で体の周囲を暖める方法もあります。
わんぼただし、僕自身はまだハイエースの車中泊で電気毛布を使用したことがありません!
そのため、この記事では実際の暖かさや使い勝手については評価しません。
ポータブル電源から電気毛布を使用する場合は、商品の消費電力と使用時間から、一晩に必要な電力量を考える必要があります。
車中泊で使うポータブル電源の容量については「ハイエースの車中泊に必要なポータブル電源は何Wh?容量・おすすめ7選を比較」で詳しく解説しています。
電気毛布の選び方や消費電力については、別記事で詳しく紹介する予定です。
車内全体を暖めたいならFFヒーターも選択肢
寝袋の中だけでなく、車内空間そのものを暖めたい場合はFFヒーターも選択肢になります。
ただし、僕のハイエースにはFFヒーターを取り付けていません。
わんぼ現在は厚着と寝袋を中心とした寒さ対策で車中泊できているため、僕自身はこれまで必要性を感じていないからです。
一方で、より寒い地域で頻繁に車中泊する場合や、就寝時だけでなく車内で過ごす時間も暖かくしたい場合には検討する価値があります。
FFヒーターは本体だけでなく、取り付けや給排気、安全性なども確認する必要があるため、詳しくは別記事で扱います。
冬の車中泊では、最初から大掛かりな暖房設備を揃えるのではなく、基本的な寒さ対策を整えたうえで、自分の使用環境や求める快適性に合わせて電気毛布やFFヒーターを検討するといいでしょう。
冬の車中泊で注意したいこと
冬の車中泊で注意したいことは、次のとおりです。
冬の車中泊では、暖かく寝ることだけでなく安全面にも注意が必要です。
とくに降雪の可能性がある場所では、積雪による一酸化炭素中毒や天候の急変なども考えておかなければなりません。
積雪時はエンジンのかけっぱなしとマフラー周辺に注意する
冬の車中泊で特に注意したいのが、雪によってマフラー周辺が塞がれた状態でエンジンをかけ続けることです。
JAFが雪で車を埋めた状態で行ったユーザーテストでは、マフラー周辺を除雪しなかった車両で車内の一酸化炭素(CO)濃度が急激に上昇。
16分後には400ppm、その6分後には測定上限の1,000ppmに達しました。
さらに、運転席の窓を5cmほど開けた条件でも、約40分後には400ppmまで上昇しています。
一酸化炭素は無色・無臭のため、発生していても気づきにくいのが危険なところです。
冬の車中泊では、就寝中にエンジンをかけっぱなしにして暖房に頼るのではなく、寝具や防寒着などで寒さに対応することを基本にしたほうが安心です。
大雪などでやむを得ずエンジンを使用する場合は、マフラー周辺を除雪し、降雪中は再び雪で塞がれていないか確認する必要があります。
わんぼ積雪が予想される場所へ行く場合は、除雪用のスコップなども準備しておきましょう!
カセットガスストーブなどを車内で使用しない
冬の車中泊では、手軽に使えるカセットガスストーブなどで車内を暖めたくなるかもしれません。
しかし、車内での使用が禁止されている燃焼器具を使ってはいけません。
たとえば岩谷産業は、同社のカセットガス暖房機について、テント内や車内では絶対に使用しないよう明記しています。
狭い車内で燃焼器具を使用すると、酸欠や一酸化炭素中毒、火災などにつながる危険があります。
わんぼ暖房器具を使用するときは必ずメーカーの取扱説明書を確認し、車内での使用が禁止されている製品は使用しないようにしましょう!
なお、車両へ設置するFFヒーターは持ち込み式のカセットガスストーブなどとは構造や給排気方法が異なるため、同じものとして扱わないようにしてください。
窓の結露や曇りにも注意する
冬は車内外の温度差が大きくなり、窓に結露や曇りが発生しやすくなります。
JAFによると、ガラスが曇る主な原因は空気中の水蒸気による結露です。
車内では乗員の呼気や汗によって湿度が高くなり、冬は冷たい外気によって窓ガラスも冷やされるため、結露しやすい条件になります。
わんぼ必要に応じて換気したり、窓についた水分を拭き取ったりして対応しましょう!
とくに出発するときは、フロントガラスの曇りを残したまま走行せず、デフロスターなどを使って視界を確保してから出発することが大切です。
大雪や厳しい寒さなら車中泊を中止する
冬の車中泊では、出発前に目的地の天気予報や最低気温、降雪状況を確認しておきましょう。
同じ冬でも地域や標高、その日の天候によって条件は大きく変わります。
僕自身は外気温−5℃ほどで車中泊した経験がありますが、これは「−5℃までなら安全」という基準ではありません。
装備で対応するのが難しいほどの寒さや大雪が予想されている場合は、車中泊そのものを中止・延期することも大切です。
わんぼ「何℃まで耐えられるか」を試すのではなく、安全に楽しめる条件かどうかで判断しましょう!
ハイエースの冬の車中泊に関するよくある質問
寝袋だけでも冬の車中泊はできる?
寝袋を使って冬に車中泊することはできますが、寝袋だけで十分かどうかは気温や寝袋の性能、寝床、車両の断熱状態などによって変わります。
僕自身も寝袋を使っていますが、ベッドキット・マット・厚着などと組み合わせています。
寝袋だけで考えず、寝床を含めて寒さ対策をしましょう。
電気毛布がないと冬の車中泊はできない?
電気毛布は必須ではありません。
僕自身はまだ使用しておらず、寝袋と厚着を中心に冬の車中泊をしています。
ただし、より暖かく快適に眠りたい場合には有力な選択肢です。
冬の車中泊にFFヒーターは必要?
すべての人にFFヒーターが必要なわけではありません。
僕のハイエースにも取り付けていません。
寒い地域で頻繁に車中泊する場合や、車内全体の暖かさを重視する場合など、自分の使い方に合わせて検討するといいでしょう。
冬の車中泊は何℃までできる?
「○℃までなら大丈夫」という基準はありません。
車両の断熱状態、寝床、寝袋、服装、天候、寒さの感じ方などによって条件が変わるためです。
目的地の最低気温と天候を確認し、自分の装備で対応できる範囲で楽しみましょう。
まとめ|冬のハイエースは寒さ対策をして車中泊しよう
- 冬はエンジンを止めると車内も冷えるため、事前の寒さ対策が必要
- 窓にはサンシェード、寝床にはマットを使って冷えを抑える
- 寝袋は目的地の最低気温とメーカーが示す温度の目安を確認して選ぶ
- 僕はベッドキット・マット・寝袋・厚着を組み合わせ、−5℃ほどで車中泊した経験がある
- 電気毛布やFFヒーターは必須ではないが、快適性を高める選択肢になる
- 積雪時にマフラー周辺が塞がれた状態でエンジンを使用すると、一酸化炭素中毒の危険がある
- 車内での使用が禁止されているカセットガスストーブなどは使用しない
- 大雪や厳しい寒さが予想される場合は、車中泊を中止・延期することも大切
冬のハイエースで車中泊するなら、まずは窓・寝床・寝袋・服装といった基本的な寒さ対策を整えることが大切です。
わんぼ僕自身は電気毛布やFFヒーターを使っていませんが、サンシェード・ベッドキット・マット・寝袋・厚着を組み合わせ、外気温−5℃ほどで車中泊した経験があります。
寝ることはできたものの寒さは感じたため、暖かく快適に眠りたいなら、目的地の最低気温に合わせて寝袋などの装備を選ぶ必要があります。
基本的な寒さ対策だけでは足りない場合や、さらに快適性を高めたい場合は、電気毛布やFFヒーターなどを検討するといいでしょう。
電気毛布をポータブル電源で使う場合は、消費電力と使用時間から必要な容量を考えることも大切です。
ポータブル電源については「ハイエースの車中泊に必要なポータブル電源は何Wh?容量・おすすめ7選を比較」で詳しく解説しています。
冬の車中泊は、装備が不十分だと想像以上に寒く感じることがあります。
天気予報や最低気温を確認し、自分の装備で安全に過ごせる環境から冬の車中泊を楽しんでみてください。

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