ハイエースを購入するときや所有していると、
「ハイエースの税金はいくら?」
「4ナンバーと1ナンバーでは税金が違う?」
「ハイエースバンとワゴンでは、どちらの税金が安い?」
と気になっている方も多いのではないでしょうか。
ハイエースの税金は、4ナンバー・1ナンバー・3ナンバー・8ナンバーといった区分だけで一律に決まるわけではありません。
ハイエースバンのような貨客兼用車では最大積載量や排気量、ハイエースワゴンでは排気量などによって自動車税が変わり、自動車重量税も車両重量や車両総重量、経過年数などによって異なります。
僕が乗っているハイエース5型の2.8Lディーゼル・4WD・4ナンバーでは、自動車税16,000円、自動車重量税16,400円を実際に支払っています。
この記事では、2026年9月時点の公的資料をもとに、ハイエースの自動車税と自動車重量税はいくらかかるのか、4ナンバー・1ナンバー・3ナンバー・8ナンバーでは何が違うのかを分かりやすく解説します。
また、年式の古いハイエースで税金が高くなる条件についても紹介しているので参考にしてみてください。
ハイエースの税金はいくら?
ハイエースにかかる主な税金は、毎年納める自動車税と、新規登録や車検などの際に納める自動車重量税です。
ただし、ハイエースはバン・ワゴン・キャンピングカーなどによって登録区分が異なり、税額を決める基準も変わります。
主な違いを整理すると、次のとおりです。
| ナンバー区分 | ハイエースの主な例 | 自動車税の主な基準 | 自動車重量税の主な基準 |
|---|---|---|---|
| 4ナンバー | 標準ボディのハイエースバンなど | 最大積載量・排気量など | 車両総重量 |
| 1ナンバー | ワイドボディなどの貨物登録車 | 最大積載量・排気量など | 車両総重量 |
| 3ナンバー | ハイエースワゴン | 排気量 | 車両重量 |
| 8ナンバー | キャンピングカーなど | 用途・排気量など | 車両総重量など |
つまり、「4ナンバーなら税金は必ず○円」「1ナンバーなら○円」と、ナンバーだけで税額を判断することはできません。
自分のハイエースの税金を正確に確認するには、車検証に記載されている用途・最大積載量・排気量・車両重量・車両総重量などを確認する必要があります。
ハイエースの自動車税はいくら?
自動車税は、毎年4月1日時点で自動車を所有している人に課税される税金です。
ハイエースでは、バン・ワゴン・キャンピングカーなどの用途や登録内容によって税額が異なります。
4ナンバーのハイエースバンの自動車税
4ナンバーのハイエースバンは小型貨物自動車に分類されます。
乗車定員4人以上の自家用貨客兼用車の場合、最大積載量と排気量によって自動車税が分かれます。
| 最大積載量 | 1L以下・電気 | 1L超~1.5L以下 | 1.5L超 |
|---|---|---|---|
| 1t以下 | 13,200円 | 14,300円 | 16,000円 |
| 1t超~2t以下 | 16,700円 | 17,800円 | 19,500円 |
| 2t超~3t以下 | 21,200円 | 22,300円 | 24,000円 |
ハイエースの2.0Lガソリンや2.8Lディーゼルは、排気量では「1.5L超」の区分です。
たとえば、乗車定員4人以上・最大積載量1t以下・排気量1.5L超の自家用貨客兼用車なら、自動車税は年額16,000円です。
なお、車検証に乗車定員と最大積載量が2つ記載されている場合は、大きいほうの乗車定員と、小さいほうの最大積載量を税率判定に使用します。
1ナンバーのハイエースバンの自動車税
ワイドボディなど、普通貨物自動車として登録されるハイエースでは1ナンバーになる場合があります。
しかし、1ナンバーだから4ナンバーより自動車税が高くなるわけではありません。
乗車定員4人以上の貨客兼用車では、1ナンバーと4ナンバーは同じ税率表をもとに、最大積載量や排気量などから税額を判断します。
わんぼそのため、同じ条件に該当すれば、自動車税も同じ金額になる場合があります!
ただし、車両総重量などが異なれば自動車重量税に差が出る可能性があるため、税金全体をナンバーだけで比較しないようにしましょう。
3ナンバーのハイエースワゴンの自動車税
3ナンバーのハイエースワゴンは乗用車として登録されるため、自動車税は主に排気量によって決まります。
2019年10月1日以降に初回新規登録された自家用乗用車の主な税額は、次のとおりです。
| 排気量 | 自動車税(年額) |
|---|---|
| 1.5L超~2.0L以下 | 36,000円 |
| 2.0L超~2.5L以下 | 43,500円 |
| 2.5L超~3.0L以下 | 50,000円 |
| 3.0L超~3.5L以下 | 57,000円 |
2.7Lガソリンのハイエースワゴンは2.5L超~3.0L以下に該当するため、2019年10月1日以降に初回新規登録された車両の標準税率は年額50,000円です。
2019年9月30日以前に初回新規登録された同じ排気量区分の自家用乗用車は、年額51,000円となります。
最大積載量1t以下・排気量1.5L超の自家用貨客兼用ハイエースバンが16,000円なのに対し、2.7Lハイエースワゴンは50,000円なので、自動車税だけなら年間34,000円の差があります。
わんぼただし、これは自動車税だけの比較です!
税金だけでなく、車検・保険・燃料代・メンテナンス費用まで含めた年間の維持費については、「ハイエースの維持費は年間いくら?」の記事で詳しく紹介しています。
8ナンバーのハイエースの自動車税
8ナンバーは特種用途自動車に使用される分類で、ハイエースではキャンピング車として登録されている車両などがあります。
わんぼただし、8ナンバー=キャンピングカーではありません。
8ナンバーにはさまざまな特種用途自動車が含まれるため、登録されている用途を確認する必要があります。
2026年度の東京都における自家用キャンピング車の標準税率は、次のとおりです。
| 排気量 | 自動車税(年額) |
|---|---|
| 1.5L超~2.0L以下 | 31,600円 |
| 2.0L超~2.5L以下 | 36,000円 |
| 2.5L超~3.0L以下 | 40,800円 |
| 3.0L超~3.5L以下 | 46,400円 |
たとえば、2.8Lディーゼルのハイエースがキャンピング車の要件を満たして8ナンバー登録されている場合、排気量では2.5L超~3.0L以下に該当します。
ただし、単に車中泊できるようにカスタムしただけでキャンピング車として8ナンバー登録できるわけではありません。
また、8ナンバーにはキャンピング車以外の用途もあるため、実際の税額は登録内容と管轄する都道府県の税率を確認してください。
ハイエースの自動車重量税はいくら?
自動車重量税は、自動車の新規登録や車検などの際に納める税金です。
ハイエースでは、バンなどの貨物車は主に車両総重量、ワゴンなどの乗用車は車両重量をもとに税額を確認します。
わんぼさらに、エコカーに該当するか、初回登録から13年・18年が経過しているかなどによっても税額が変わります。
4ナンバー・1ナンバーのハイエースバンの重量税
4ナンバー・1ナンバーのハイエースバンなどの貨物車では、車両総重量をもとに重量税を確認します。
2026年5月1日以降に継続検査を受ける車両総重量8t未満の自家用トラックについて、エコカー以外の1年分の税額は次のとおりです。
| 車両総重量 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|---|---|---|
| 2t以下 | 6,600円 | 8,200円 | 8,800円 |
| 2.5t以下 | 9,900円 | 12,300円 | 13,200円 |
| 3t以下 | 12,300円 | 17,100円 | 18,900円 |
| 4t以下 | 16,400円 | 22,800円 | 25,200円 |
| 5t以下 | 20,500円 | 28,500円 | 31,500円 |
たとえば、車両総重量が2.5t超~3t以下なら13年未満で12,300円、3t超~4t以下なら16,400円です。
わんぼ同じハイエースバンでも重量区分によって金額が変わるため、車検証の「車両総重量」を確認しましょう!
3ナンバーのハイエースワゴンの重量税
ハイエースワゴンなどの自家用乗用車では、車両重量をもとに自動車重量税が決まります。
2026年5月1日以降の継続検査時における、エコカー以外の自家用乗用車・2年分の税額は次のとおりです。
| 車両重量 | 13年未満 | 13年経過 | 18年経過 |
|---|---|---|---|
| 1.5t以下 | 24,600円 | 34,200円 | 37,800円 |
| 2t以下 | 32,800円 | 45,600円 | 50,400円 |
| 2.5t以下 | 41,000円 | 57,000円 | 63,000円 |
| 3t以下 | 49,200円 | 68,400円 | 75,600円 |
わんぼたとえば、車両重量が2t超~2.5t以下なら、13年未満の税額は2年で41,000円です!
なお、上のハイエースバンの表は1年分、ワゴンの表は2年分なので、表の金額だけをそのまま比較しないよう注意してください。
8ナンバーのハイエースの重量税
キャンピングカーなどの8ナンバー車は特種用途自動車に分類され、自動車重量税は車両総重量などによって決まります。
キャンピングカーは架装内容によって重量も変わるため、「8ナンバーなら重量税は○円」と一律には判断できません。
わんぼ正確な税額は、実際の車検証に記載された車両総重量などから確認しましょう!
自分のハイエースの重量税を調べる方法
自分の車両について正確な重量税を確認したい場合は、国土交通省の「次回自動車重量税額照会サービス」が利用できます。
車台番号と検査予定日などを入力することで、次回の継続検査などで必要になる重量税額を確認できます。
ハイエースはグレード・駆動方式・装備などによって重量が異なる場合があるため、ネット上の金額だけで判断せず、車検証と照会サービスで確認するのが確実です。
13年・18年経過するとハイエースの税金は高くなる?
年式の古いハイエースでは、一定の年数を経過すると自動車税や自動車重量税が高くなる場合があります。
ただし、自動車税と自動車重量税では、税額が高くなる時期が異なります。
ディーゼル車は11年超、ガソリン車は13年超で自動車税が重課される
2026年度の自動車税では、4月1日時点で初回新規登録から一定年数を超えた車両に対する重課があります。
| 燃料 | 自動車税が重課される時期 |
|---|---|
| ディーゼル | 初回新規登録から11年超 |
| ガソリン・LPG | 初回新規登録から13年超 |
重課率は乗用車などでおおむね15%、バス・トラックではおおむね10%です。
そのため、「ハイエースは13年経過すると自動車税が高くなる」とひと括りにするのは正確ではありません。
わんぼとくにディーゼルのハイエースは、ガソリン車より早く自動車税の重課対象になる点に注意しましょう!
自動車重量税は13年・18年経過で高くなる
自動車重量税では、エコカー以外の一定の車両について、13年・18年経過で税額が高くなる区分があります。
たとえば、車両総重量2.5t超~3t以下の自家用貨物車では、13年未満の12,300円から、13年経過で17,100円、18年経過で18,900円となります。
つまり、
- 自動車税:ディーゼル11年超、ガソリン・LPG13年超
- 自動車重量税:13年・18年経過
と分けて考える必要があります。
わんぼ中古のハイエースを購入するときは、初度登録年月と燃料の種類、重量なども確認しておきましょう!
ディーゼル・ガソリン・4WDなどで税金は変わる?
ハイエースでは、エンジンや駆動方式、グレードなどによって車両の仕様が異なります。
ただし、それぞれの名称だけで税率が決まるわけではありません。
ディーゼルとガソリンで税金は違う?
同じ条件に該当するハイエースバンであれば、ガソリンかディーゼルかという違いだけで通常の自動車税に差がつくとは限りません。
たとえば、乗車定員4人以上・最大積載量1t以下の自家用貨客兼用車では、2.0Lガソリンも2.8Lディーゼルも「1.5L超」の区分です。
ただし、前述したように経年による自動車税の重課が始まる時期は異なります。
税金だけでなく、車両価格・燃費・維持費なども含めて選びたい方は、「ハイエースのガソリンとディーゼルの違い」も参考にしてください。
4WDにすると税金は高くなる?
4WDという理由だけで自動車税が高くなるわけではありません。
ただし、2WDと4WDでは車両重量や車両総重量が異なる場合があります。
その結果、重量税の区分をまたげば、自動車重量税に差が出る可能性があります。
税金以外も含めて2WDと4WDで迷っている方は、「ハイエース4WDのメリット・デメリット」も参考にしてください。
スーパーGLとDXで税金は違う?
スーパーGLやDXというグレード名そのものによって税率が決まるわけではありません。
乗車定員・最大積載量・排気量・車両総重量など、実際の車両条件によって判断します。
スーパーGLとDXの価格や装備まで比較したい方は、「ハイエースのグレード一覧とスーパーGL・DXの違い」で詳しく紹介しています。
ワイドボディにすると税金は高くなる?
ワイドボディのハイエースバンでは1ナンバーになる車両がありますが、1ナンバーになったという理由だけで自動車税が高くなるわけではありません。
一方、標準ボディとワイドボディでは重量などが異なるため、自動車重量税まで含めると差が生じる場合があります。
僕のハイエースで実際に払っている税金
僕が乗っているのは、ハイエース5型の2.8Lディーゼル・4WD・4ナンバーです。
実際に支払っている税金は次のとおりです。
| 税金 | 実際に支払った金額 |
|---|---|
| 自動車税 | 16,000円/年 |
| 自動車重量税 | 16,400円/年 |
| 合計 | 32,400円/年 |
4ナンバーの自家用貨物車は、新車登録後の初回を除いて車検が1年ごとなので、現在の僕のハイエースでは自動車税と自動車重量税を合わせて年間32,400円を支払っています。
もちろん、これはすべてのハイエースに当てはまる金額ではありません。
同じハイエースでも最大積載量や車両総重量、初度登録からの経過年数などによって税額は変わるため、僕の5型ハイエースで実際に支払っている金額として参考にしてください。
わんぼまた、この32,400円には自賠責保険・任意保険・車検基本料金・燃料代・メンテナンス費用などは含まれていません。
ハイエースの税金についてよくある質問
4ナンバーと1ナンバーはどちらの税金が安い?
4ナンバーと1ナンバーという違いだけでは、どちらの税金が安いとは判断できません。
自動車税は最大積載量や排気量など、自動車重量税は車両総重量などの条件によって変わります。
8ナンバーにすると税金は安くなる?
8ナンバーに変更すれば、すべてのハイエースで税金が安くなるわけではありません。
キャンピング車として登録する場合も所定の構造要件を満たす必要があり、税額も登録内容によって異なります。
そのため、税金だけを理由に8ナンバー化を判断するのではなく、実際の使い方や登録要件なども含めて検討しましょう。
ハイエースコミューターの税金は?
ハイエースコミューターは、バンやワゴンと同じ税額になるとは限りません。
自動車税は用途や乗車定員などによって区分が異なるため、車検証の登録内容を確認したうえで、管轄する都道府県の税率を確認してください。
まとめ
ハイエースの税金は、ナンバー区分だけではなく、用途・最大積載量・排気量・重量・初度登録からの経過年数などによって変わります。
とくに覚えておきたいのは、
- 4ナンバーと1ナンバーは、ナンバーだけで自動車税の高い・安いが決まるわけではない
- 2.7Lハイエースワゴンは、2019年10月1日以降の初回新規登録なら自動車税の標準税率が年50,000円
- 自動車重量税は、バンでは車両総重量、ワゴンでは車両重量などによって変わる
- 自動車税の経年重課は、ディーゼル車とガソリン車で始まる時期が異なる
- 自動車重量税には13年・18年経過による税額区分がある
という点です。
わんぼ僕の5型ハイエースバンでは、自動車税16,000円・自動車重量税16,400円の合計32,400円を年間で実際に支払っています。
自分のハイエースの税金を確認するときは、ネット上の金額だけで判断せず、車検証に記載されている車両情報を確認しましょう。
また、税金だけでなく車検・保険・燃料代・メンテナンス費用まで含めた年間の費用については、「ハイエースの維持費は年間いくら?」の記事で詳しく紹介しています。

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