ハイエースの車検にかかる法定費用と自動車税の比較結果を紹介!
各ハイエースの維持費をまとめてみました。
ランニングコストだけを考えれば、1・4ナンバーの貨物自動車が有利です。
ハイエース選びの参考にしてみてください!
ハイエースの種類によって、維持費が大きく変わってくることを知っていますか?
車にかかるコストは、決して少なくないダメージを家計に与えてしまいます。
どのハイエースに、どれぐらいの維持費が必要なのかを購入前に知っておきましょう。
車検にかかる法定費用
法定費用とは、
自動車重量税、自賠責保険、継続検査印紙代の3種類。
車検を受ける度に必ず支払わなければならない費用です。
金額は重量や車種によってそれぞれ違い、同じハイエースでもバンとワゴンでは内訳は変わってきます。
比較のルール
今回のテーマの1番難しいところは、何を基準に比較するかということ。
法定費用や自動車税は車の重さや登録年月日、経過年数により細かく変動します。
免税や減税、増税など金額が変動する要素は考えずに、あくまで一般的な料金での比較をルールとします。
比較の結果発表
早速ですが、結果発表からしていきます。
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー | |
自動車重量税 | 32,800円 | 32,800円 | 41,000円 |
自賠責保険 | 33,800円 | 25,700円 | 17,650円 |
継続印紙代 | 2,800円 | 2,800円 | 1,400円 |
自動車税 | 32,000円 | 32,000円 | 100,000円 |
合計 | 101,400円 | 93,300円 | 160,050円 |
1ナンバー、4ナンバーの貨物自動車が有利な結果となりました。
この表で3ナンバーは、ランニングコストの面だけで見れば劣るということがわかります。
ここから先は各項目をもう少し詳しく説明していきますので、興味のある方は読み進めてみてください。
自動車重量税とは
車の重さによって定められ、国に対して納める税金です。
毎年かかる税金ですが車の新車の新規登録時に3年分、車検の時に2年分をまとめて納税する仕組みになっています。
毎年車検の車は車検の時に納めているのは1年分なので勘違いしないでくださいね。
自動車重量税を決める基準は、貨物自動車は車両総重量によって決まり、乗用車は車両重量によって決まります。
自動車重量税には増税がある
自動車重量税は支払い額が増えるタイミングが2回あります。
1回目は新車で新規登録して13年目~17年目。
2回目は新車で新規登録して18年目~。
これを知っておくと車を買い替える節目の基準とすることもできますね。
各ハイエースの自動車重量税を比較
ハイエースの自動車重量税を比較してみます。
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー |
16,400円 | 16,400円 | 41,000円 |
この表では1ナンバーと4ナンバーは1年分、3ナンバーは2年分の金額になっています。
先ほど自動車重量税は増税のタイミングが2回あるという話をしましたので、具体例をまとめてみましょう。
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー | |
~12年目 | 16,400円 | 16,400円 | 41,000円 |
13年目~17年目 | 22,800円 | 22,800円 | 57,000円 |
18年目~ | 25,200円 | 25,200円 | 63,000円 |
貨物である1ナンバーと4ナンバーはあまり開きがありませんが、乗用車である3ナンバーはぐんぐん増加してますね。
ハイエースワゴンに限らず乗用車を長く持つと自動車重量税の負担が大きくなることがわかりました。
自賠責保険とは
交通事故に逢ってしまった被害者を救うための保険制度です。
車やバイクで公道を走る場合、必ず加入しなければならない強制保険です。
正式には、自動車損害賠償責任保険と言います。
各ハイエースの自賠責保険料を比較
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー |
16,900円 | 12,850円 | 17,650円 |
この表では1ナンバーと4ナンバーは1年分、3ナンバーは2年分の金額になっています。
自賠責保険は3ナンバーの乗用車が安いです。
1ナンバーと4ナンバーが割高なのは、貨物車なので荷物を運ぶために頻繁に走行することや車両総重量が重いことを想定されているからです。
走行距離が増えることや車が重くなることを考えれば、単純に事故に遭う確率が上がったり被害の大きな事故になる可能性というのは納得できますね。
継続印紙代とは
簡単に言えば車検証を発行する時に必要な手数料みたいなものです。
保安基準適合証という車検の合格証を交付できる指定工場だと1,400~1,600円。
陸運局に車両の持ち込みが必要な、認証工場やユーザー車検だと2,100~2,200円。
継続印紙代の料金が違うのはなぜ?
金額に差があるのは車検を依頼するお店が、指定工場か認証工場かによるからです。
ディーラーや車検専門店であればほとんどが指定工場ですが、自営業のような規模の小さいお店は基本的に認証工場になります。
認証工場では車検整備は行えますが、保安基準適合証を交付できない法律があるので陸運局に車両を持ち込んで、検査官の点検を受ける必要があります。
これとは逆に、
指定工場であるディーラーは車検整備後に車検の合格証を交付できるので車両を持ち込む必要がなく、陸運局では書類の手続きを行えば新しい車検証を受け取ることができます。
要するに継続印紙代の金額の違いは、陸運局での手間賃の違いです。
各ハイエースの継続印紙代を比較
ハイエースの継続印紙代を比較してみます。
最近の指定工場ではOSSが主流となっていますので、一律1,400円で比較したいと思います。
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー |
1,400円 | 1,400円 | 1,400円 |
OSSとは
自動車保有関連手続きのワンストップサービスのこと。
もっとわかりやすく説明すると、継続車検の様々な手続きをネット上で一括して行える方法。
継続印紙代はOSSなら1,400円。そうでなければ1,600円となります。
OSSは少し安い!ぐらいの認識で大丈夫だよ!
自動車税とは
都道府県に対して納める税金で、最近の言い方だと、自動車税(種別割)ですね。
毎年4月1日が来た時にその自動車の所有者に納める義務があり、未納だと車検を受けられません。
自動車税(種別割)には増税がある
自動車税は、ある一定の期間を過ぎると支払額が増えるという仕組みがあるので知っておきましょう。
ガソリンエンジン車だと新規登録して13年目から15%増加。
ディーゼルエンジン車だと新規登録して11年目から15%増加。
余談ですが、軽自動車だと約20%増加となっております。
各ハイエースの自動車税を比較
ハイエースの自動車税を比較してみます。
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー |
16,000円 | 16,000円 | 50,000円 |
1ナンバーと4ナンバーは貨物に分類されるので自動車税は安くなっています。
3ナンバーである乗用車と納税金額に違いがあるのは、自動車税を決める基準が異なるからです。
貨物自動車は最大積載量によって決まり、乗用車は総排気量によって決まります。
さいごに
今回はあくまで、一般的とされている料金での比較となりましたがいかがでしたでしょうか。
当ブログでは、
4ナンバーのハイエースをオススメしているので、少しでも魅力が伝わればうれしいです。
比較結果をぜひ、ハイエース選びの参考にしてみてください。
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