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【リーフスプリングの突き上げを改善】ハイエースの乗り心地を良くする方法を6つ紹介

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この記事のまとめ

リーフスプリングの突き上げを改善する方法を6つ紹介!

コスパ重視~本格的なものまで触れています。

足回りのカスタムはある程度の妥協が必要だと思いますが、自分で納得できる方法を見つけるのが1番です。

改善方法によるデメリットも解説しているので、参考にしてみてください。

リーフスプリングの突き上げに悩まされていませんか?

段差を超えるたびに「ドカン」という衝撃。

ハイエースに乗る以上、乗り心地の悪さと付き合っていかなければなりません。

それでもあとすこし、乗り心地を良くしたいと思う人は多いですよね。

まだ対策をしてない場合は、なにかヒントが見つかればと思います。

目次

リーフスプリングは乗り心地が悪い

ハイエースバンの場合、1,000㎏の積載に耐えれるように設計されています。

あくまで商用車なので、乗り心地のことは後回しです。

車内にどれだけ多くの荷物を積めるか重い荷物を積めるかを第一に考えられています。

そこで厄介なのが、ヘルパーリーフの存在です。

名前の通り、メインのリーフスプリングを手助けするスプリングのことを指します。

まずはヘルパーリーフに対策をしてみて、リーフスプリングの乗り心地を改善していきましょう。

それでも自分の中で納得・妥協できなければ、次のステップに進んでいく流れになると思います。

リーフスプリングの乗り心地を改善する方法

リーフスプリングの乗り心地を改善する方法を紹介します。

今回紹介する方法の中には、車検に合格しない方法も含まれているので注意してください。

  1. ヘルパーリーフのクッションラバーを交換する
  2. ブッシュとリーフスプリングの隙間をあける
  3. コンフォートシャックルに交換する
  4. リーフスプリングを交換する
  5. ヘルパーリーフを逆さまに取り付ける
  6. ワゴン用リーフスプリングに交換する

ひとつずつ見ていきましょう。

ヘルパーリーフのクッションラバーを交換する

コストと手間がかからない、1番カンタンな方法です。

純正のままだと、

ヘルパーリーフについているクッションラバーとリーフスプリングの隙間が少なかったり、リーフスプリングに接触している状態です。

そこで、

クッションラバーを薄いものに交換して、隙間を広くするという方法になります。

引用 玄武 商品ページ

隙間を広くすることで、ヘルパーリーフの作動タイミングが遅くなり、突き上げを感じにくくなるということです。

わんぼ

路面から衝撃を受けた時に、ヘルパーリーフのクッションラバーがリーフスプリングに当たるまでの時間を長くすることが、作動タイミングを遅らせるってことだよ!

デメリットとしては、ヘルパーリーフの作動が遅れるのでふらつきやロールの増加につながることでしょうか。

支えがなくなるようなものなので、どうしても不安定さが増してしまいます。

隙間を広くする方法は、直進時の乗り心地を重視したい人にオススメです。

ヘルパーリーフのフロント側は隙間をあけて、リヤ側の隙間をあえて無くすという方法もあります。

フロントは薄いクッションラバーを、リヤは厚いクッションラバーを取り付ける方法です。

リヤ側のクッションラバーが常にリーフスプリングに当たることで、ある程度ヘルパーリーフが効いている状態になります。

ふらつきやロールの対策もできるので、最近人気があるカスタムの印象です。

わんぼ

僕もこのカスタムは、ぜひ試したいと思ってるよ!

クッションラバーとリーフスプリングの隙間を広くする

リーフスプリングとヘルパーリーフの間に、

「リーフバッファプレート」と呼ばれる鉄板を挟むことで、隙間を広くする方法になります。

引用 ユーアイビークル 商品ページ

乗り心地が良くなったと感じる原理は、クッションラバーを薄いものに交換するのと同じです。

薄いクッションラバーへの交換と併用しておこなうのが、一般的だと思います。

「クッションラバーの交換だけではイマイチ…。」

という人は試してみるといいかもしれません。

鉄板を挟むためにヘルパーリーフを外す必要がありますが、

最近では「YouTube」にも作業動画が多くありますし、作業自体もとてもカンタンです。

デメリットはさきほどと同じく、ふらつきやロールの増加に影響します。

コンフォートシャックルに交換する

リーフスプリングには、シャックルという衝撃を緩和する部品が備えられています。

路面からの衝撃(黄)を受けた時に、

シャックルの赤丸部分を支点に、リーフスプリングの取り付け部分が赤い矢印のように動きます。

このシャックルを、乗り心地の改善を目的としたものに交換する方法です。

こちらはHOT STYLEのコンフォートシャックルですが、

路面から衝撃を受けた時に、可動する部分が2カ所あるのが特徴です。

引用元 https://tuners.jp/hiace-p-guide-02-p24-p25/

リーフスプリングは、路面から衝撃を受けると真っ直ぐに伸びようとするのが想像できますか?

この時に発生するのは、横方向の力です。

純正のシャックルでは、

可動点がひとつしかないので、縦方向の動きしか上手に吸収できません。

ですがコンフォートシャックルは、稼働点を増やすことで横方向の動きが可能になっています。

縦方向・横方向のそれぞれを、適正に吸収できるから乗り心地が良くなるという仕組みです。

通常なら、「ドカン」と衝撃がくる段差で効果を発揮します。

メリットは、リーフスプリングの交換に比べると安価なことでしょうか。

デメリットは、構造変更が必要になるのと、リヤに強化スタビライザーの装着が不可になることです。

リーフスプリング交換の半額くらいで、取り付けることができると思います。

「リーフスプリングの交換費用は用意できないけど、他の方法を試しても満足できなかった。」

という人は検討してみるといいかもしれません。

基本的には、

強化スタビライザーを取り付けるか、コンフォートシャックルを取り付けるかの選択になります。

迷っている場合は自分が、突き上げ・横揺れのどっちに大きな不満を感じているのかで決めましょう。

わんぼ

個人的には、強化スタビライザーを選ぶのがオススメ!

リーフスプリングを交換する

純正のリーフスプリングの乗り心地が悪いのは、ヘルパーリーフの存在だと冒頭でお伝えしました。

そのヘルパーリーフを取り除き、乗り心地の良さを目的とされたリーフスプリングに交換する方法です。

効果は大きいかもしれませんが、とにかく高額な費用が必要です。

  • リーフスプリング およそ10万円
  • 交換工賃 およそ2万円
  • 構造変更手数料 およそ3万円

ざっくり見積もっても、15万円程度は必要だと思います。

メリットは、理想の乗り心地になるかもしれないこと。

誰かが良いと言ってることが、自分に合うかはわかりません。

とくに乗り心地に関しては、この言葉があてはまるといえるでしょう。

乗り心地を重視したリーフスプリングを取り扱っているメーカーは、 デモカーを所有していることが多いので、実際に試乗してから検討することをオススメします。

デメリットとしては、高額な費用と構造変更が必要なことでしょうか。

さらに、

交換してみないと、どんな乗り心地になるかわからないということもデメリットです。

わんぼ

自分に合うという確実性がないと、なかなか出せない金額だよね…。

余談ですが、僕はリーフスプリングの交換を考えたことはありません。

リーフスプリングはどこまでいってもリーフスプリングだと思います。

どれだけコストをかけて製作したリーフスプリングであろうと、乗用車の乗り心地に近づくことすら難しいでしょう。

足回りのカスタムは、妥協することもひとつのポイントです。

とはいえ、

どんなカスタムをするのかは人それぞれなので、

納得して交換に踏み切る決断ができたのであれば、自分の意思に従った方が納得できる結果になると思います。

ヘルパーリーフを逆さまに取り付ける

車検でグレーゾーンな方法になります。

ヘルパーリーフを逆さまに取り付けることで反発力を減らし、隙間も広くなるので作動タイミングを遅らせることができます。

1~3型のハイエースは効果が大きく、4型以降のハイエースはそこまで効果を感じられないそうです。

おそらく、4型以降は純正のヘルパーリーフが対策をされているからでしょう。

逆さまに取り付けることで、路面からの突き上げは減りますが横揺れ増加の原因になります。

それに加えて、強度が下がることで積載量に影響するので車検に合格するかは、検査員の判断によるのかなと…。

わんぼ

僕なら合格は出さないかも…。

ワゴン用のリーフスプリングに交換する

こちらは車検で不適合になりますが、ハイエースバンにワゴン用の柔らかいリーフスプリングを取り付ける方法です。

ワゴン用のリーフスプリングは、

ヘルパーリーフがついていないので「フワフワ」した乗り心地が好みであれば、オススメできると思います。

ただ、車検に合格するのは不可能で、構造変更にも合格しません

わんぼ

自己責任のカスタムだよ!

バン用のリーフスプリングに耐えられなくて、

ワゴン用のリーフに交換するぐらいなら、乗り心地を重視したリーフスプリングを試してみる価値はあるかもしれませんね。

車検時にわざわざ純正のリーフスプリングに戻す必要もありませんし、費用に見合う結果になりそうな気がします。

なんといっても、合法ですからね。

わんぼのリーフスプリング対策

僕がリーフスプリングの乗り心地を良くするために、おこなっている方法を紹介します。

  • ヘルパーリーフブッシュを薄いものに交換する
  • クッションラバーとリーフスプリングの隙間を広くする

以上の2つです。

フリマアプリで安価に入手したリーフバッファプレートです。

左右に2枚ずつ挟みました。

1枚が6㎜の厚さです。

こちらがプレートを挟む前の隙間です。

左がリヤ側、右がフロント側。

プレートを挟むとこれぐらい広がりました。

左がリヤ側、右がフロント側。

十分な隙間を確保することができたと思います。

対策をしてみての感想

まったくお金をかけていませんが、この方法でリーフスプリングの乗り心地に対しては、おおむね満足しています。

段差が大きければさすがに跳ねますが、基本的に突き上げは気になりません。

隙間を広くすることで、横方向への耐性は低下していると思います。

旋回時にリヤのロールが大きく感じたり、強風時の高速道路であおられたりなど…。

いつもではないですが、シチュエーションによっては不満に感じることがあります。

ですが、

リーフスプリングの「突き上げ」のみにフォーカスした場合は、非常に安価で効果を感じられる方法です。

「乗り心地を良くしたいけど、あまりお金をかけられない」

という人は、試してみではいかがでしょうか。

  • 1台分は2セット必要です。

さいごに

僕はハイエースに対して、「突き上げ」よりも「横揺れ」の方が不満を感じています。

しかし、

リーフスプリングに対しては、「突き上げ」の改善を優先し、「横揺れ」の要素を増加させてしまう方法で対策しています。

その理由は、

  • フロント強化スタビライザー
  • リヤ強化スタビライザー
  • ショートスタビブラケット
  • フレームサポートセット
  • ショックアブソーバー

これらを取り付けることで、

横揺れの対策は十分にできていて、リーフスプリングに縦揺れ優先のカスタムをしても問題なさそうと判断したからです。

逆にこれらを取り付けていない場合は、

安易に隙間を広くするとふらつきやロールなど、横揺れの不満が大きくなってしまうかもしれません。

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