ハイエースを中古で購入するときの注意点を8つ解説!
中古車を購入するときは、チェックするべきポイントがたくさんあります。
注意してほしいことをカンタンにまとめてみました.
中古車の選びかたがわからない人は、参考にしてみてください!
「ハイエースを中古で買うことを決めた!」
だけど…。
「どんなハイエースを買うのがいいんだろう?」
「良し悪しの見分けかたが全然わからない…。」
そんな人に向けて、ハイエースを中古で買うときに気を付けて見るべきポイントを解説します!
外装をしっかりチェックしよう
気になる中古車を見つけたら、まずは外装をチェックしましょう。
遠目から見たらキレイに見えても近くで見ると傷やへこみ、違和感に気付くことがあります。
外装は、しっかりと時間をかけてチェックしておいて損はありません。
具体的に注意して見るべきポイントは下記のとおりです。
- ボディーの傷・へこみ
- 天井の塗装状態
- 不自然な修理の跡
- ドア・ドランクの開閉具合
- 下回りの錆・腐食
- ドア・バンパーなどの隙間
- エンジンの異音・振動
- タイヤの残量
ひとつずつ解説していきます。
ボディーに傷やへこみがないか
見た目に関しては、販売店も力を入れてキレイにしているはずです。
外装がキレイだと良い商品に見えるからね!
近くで見ることで、傷など小さなものに気付くことができると思います。
購入後に傷やへこみを発見した場合、
修理代を請求される可能性があるので、できれば購入前に隅々までチェックしておきましょう。
天井の塗装状態はどうか
ボディーの中でもルーフはダメージを受けやすい部分です。
今までの保管状況によっては、天井の塗装が色あせていたり剥がれているかもしれません。
購入前であれば、修繕の交渉ができるのでチェックしておきましょう。
不自然な修理の跡がないか
もしかしたら、過去に事故をしているかもしれません。
板金修理をすることで、「修復歴なし」と表記して販売する悪い業者も存在します。
違和感を感じる不自然な修理・塗装の跡がないかをチェックしておきましょう。
ドア・トランクの開閉具合はどうか
開閉途中に引っ掛かりがあったり、異音がするかもしれません。
イージークローザーが装備されている場合は、あわせて動作を確認しておきたいですね。
開く・止まる・閉まるの操作をスムーズにおこなえるかをチェックしておきましょう。
ハイエースは、スライドドアから異音が発生することが多いから確認してみてね!
下回りに錆・腐食がないか
外装のチェックでとても重要なポイントです。
海辺や降雪地帯で使われていた車は、下回りに錆・腐食が高い確率で発生しています。
メインフレーム・サブフレーム・足回りなどに錆や腐食がある場合、後々大きな修理が必要になるかもしれません。
整備工場が併設している店舗であれば、リフトアップしてもらって下回りを厳重にチェックしておきましょう。
錆や腐食がひどい車は、他がどんなに魅力的でも絶対に買っちゃダメだよ!
ドア・バンパーなどの隙間は均等か
ドアやバンパーだけでなく、自動車のボディーに存在する隙間は全て見ておくべきです。
- ドア
- バンパー
- ボンネット
- グリル
- ヘッドランプ
これらすべての隙間が均等かどうかをチェックしておきましょう。
もし均等でない場合は、なにかおかしいと疑ってみてもいいかもしれません。
エンジンの異音・振動がないか
実際にエンジンを始動してみて、異音・振動が激しくないかを見ておきたいです。
あわせて、オイル類や冷却水の漏れがないかもチェックしておきましょう。
アイドリング状態では情報量が少ないので、できれば試乗させてもらえると判断しやすいと思います。
タイヤの残量はあるか
外装のチェックが終われば、最後にタイヤの溝を見ておきましょう。
購入した時は良かったけど、次回の車検で不合格だと余計な費用が必要になります。
できれば購入時に、お得な価格で新品に交換してもらいたいところです。
内装をしっかりチェックしよう
外装のチェックが終わったら、内装のチェックをしていきましょう。
車は外から見るよりも車内にいる時間の方が圧倒的に長いので、外装よりも厳しいチェックが必要です。
具体的に注意して見るべきポイントは下記のとおりです。
- ハンドルの状態
- シートのへたり
- 見えない部分の状態
- 電装品の作動確認
- 喫煙していたかどうか
- ペットが同伴だったかどうか
ひとつずつ解説していきます。
ハンドルの状態はどうか
車に乗っていて、1番触れている時間が長いのがハンドルです。
- 生地が剥がれていないか
- ヌルヌルしていないか
- ベタつきがないか
- 操作時に異音がしないか
などをしっかりチェックしておきましょう。
シートにへたりがないか
長期間つかわれているシートは、どうしても疲れてきます。
前オーナーの体の形に癖がついていることもあるでしょうし、実際に座ってみて納得できるかを確認しておきたいです。
他にも、
- 穴や破れがないか
- 悪臭はしないか
など、目と鼻を使ってチェックしておきましょう。
見えない部分の状態はどうか
内装の見える部分はキレイにされていても、まだ安心するのは早いです。
隠れた部分にひどい汚れや、錆が広がっている可能性も考えられます。
衝突事故をした車を修理して、
外から見たらキレイに直ってるけど、「内張りを剥がして中を確認したら錆がすごかった」なんて話は珍しくありません。
あやしいと思ったらフロアカーペットの下を覗いてみたり、ドアの内張りの中を見せてもらうと安心できると思います。
電装品がちゃんと作動するか
すべての電装品の作動確認をしていきましょう。
- カーナビ
- ETC
- エアコン
- 格納ミラー
- パワーウインドウ
- オーディオ
などが挙げられます。
とにかくすべてを動かしてみましょう。
この中でもエアコンはしっかりチェックしておきたいです。
効き具合・風量・においに注意してみましょう。
購入時には、エアコンフィルターの交換とエアコンガスの充填またはクリーニングをしてもらおうね!
車内で喫煙していたかどうか
自分が車内でタバコを吸うのであれば、あまり重要ではないかもしれません。
前のオーナーがタバコを吸っていたかどうかは、車両情報に表記されていると思います。
タバコを吸わない人は、しっかりチェックしておきましょう。
ペットを同伴していたかどうか
過去にペットを一緒に乗せていた場合、毛の付着や動物特有のにおいが残っているかもしれません。
内装に傷があることも考えられます。
こちらに関しては中古車の情報に記載していないかもしれないので、店員さんに聞いてみましょう。
さらに、自分で隅々までチェックすることも大切です。
過去のメンテナンス履歴を確認しよう
過去にどんな整備がされていたのかをチェックしていきましょう。
何を見てチェックすればいいのかというと、整備記録簿やメンテナンスノートです。
整備記録簿やメンテナンスノートを見るだけで、
- いつ(年月日・距離)
- どこで(整備店)
- どんなことをしたか(整備内容)
以上のことがわかるようになっています。
整備記録簿は、定期点検や車検の時に発行しないといけない決まりがあるよ!
大きな修理は基本的に車検でおこなわれることが多いので、整備記録簿を見るだけでも過去の大まかな内容は把握できるでしょう。
もし可能であれば、試乗できるとさらに見極めやすいです。
実際に運転してみないとわからないこともたくさんあります。
中古車を試乗させてくれるお店もあるので、担当者に聞いてみましょう。
オプション装備の内容を確認しよう
オプションには、購入時にしかつけられないものも存在します。
もしハイエースを新車で購入するとしたら、どんなオプションが欲しいのかを明確にしておきましょう。
自分が希望するオプションが装備された車を選ぶ必要があります。
なにがいいのかわからないという場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。
年式・走行距離を確認しよう
年式と走行距離のバランスが崩れていないかをチェックしましょう。
- 年式が新しいのに走行距離が多い
- 年式が古いのに走行距離が少ない
上記のような車は、購入を避けた方が無難と言えるでしょう。
車は使われていないよりも、しっかり走っている方が調子の良い状態を維持しやすいです。
年間10,000~20,000㎞のペースで走行している車が狙い目かもしれません。
ただし、
年式が新しく、走行距離が少ない車がバストであることは覚えておいてください。
ディーゼルエンジンのハイエースが欲しいなら、少し高くても5型以降の購入がオススメだよ!
修復歴の有無を確認しよう
中古車は修復歴があれば、記載することが義務付けられています。
ごく稀に、修復歴を隠して販売している業者もあるようです。
そもそもそんなお店で車を購入する必要はありませんが、念のため店舗に修復歴の有無を確認しておきましょう。
修復歴があるからといって、購入を控えた方がいいというわけでもありません。
修復歴があっても、修復歴なしの車と遜色ないことは普通にあります。
つまり、何を修復したのかが重要です。
軽い修理内容であれば、修復歴ありでもまったく問題ありません。
大きな事故や修理をしている場合は、避けた方が無難と言えるでしょう。
個人売買は避けよう
最近では、ネットオークションやフリマアプリで車を出品することも増えてきました。
個人同士のやり取りは、基本的にオススメできません。
理由としては、
- 実車を見れない場合がある
- 書類の用意がスムーズにいかない
- トラブルが発生しやすい
- アフターサービスがない
- 単純にハイリスク
などが挙げられます。
ひとつずつ解説していきます。
実車を見れない場合がある
相手が遠い場所に住んでいる場合は、車を見ることができないことがあります。
写真だけでは情報が少なすぎますし、ウィークポイントを隠すこともカンタンです。
また、
実車を見れたとしても、車の良否を見極められなければあまり意味がありません。
「思ってたよりもキレイだったから。」
という理由で購入に至ると、高確率で失敗してしまうといえるでしょう。
書類の用意がスムーズにいかない
相手が車を登録することに慣れていればいいですが、素人同士だとグダグダになると思います。
車の登録内容を変更するときは、意外とたくさんの書類が必要です。
僕も仕事でお客さんが買った中古車を登録しているけど、正直めんどくさいからやりたくないよ!
車検が切れている場合は、陸送の問題もありますし手間が多いかなと思います。
トラブルが発生しやすい
個人同士のやり取りになってしまうので、
- 購入前の交渉中
- 金銭的なこと
- 書類のこと
- 購入後の不具合
など、トラブルが発生する要素が非常に多いです。
結果的にめんどくさいことになり、
「高くてもいいから店舗で買っておけばよかった。」
なんてことになりかねません。
アフターサービスがない
当然ですが、個人同士での売買にアフターサービスなどありません。
取引が成立したあとで致命的な異変に気付いたしても、手段は泣き寝入りのみです。
自腹での修理が必要なので、余計な費用が必要になってしまいます。
店舗の場合は、中古車の購入でもある程度の保証はしてくれるはずです。
単純にハイリスク
以上の理由から、個人を相手にした売買はリスクが高いといえるでしょう。
- 自分の目で車の良否を判断できる
- 必要な書類・手続きがわかる
- 相場を把握していて正確な交渉ができる
- ハイリスクなことを認識している
- 自分で修理・カスタムできる
上記に当てはまらない場合は、個人売買はオススメできません。
悪いことは言わないので、信頼できる店舗を利用するべきです。
納車前にメンテナンスをしてもらおう
これから購入するハイエースが、今までどんなメンテナンスをしていたのかを正確に知る方法はありません。
今からできることをやるしかないので、
価格は少し上がってしまいますが、購入時に最低限の消耗品を交換することを強くオススメします。
もちろん、これからハイエースと長い付き合いをしていく人に限った話です。
年式が新しく走行距離が少ない場合は、過剰なメンテナンスをする必要はありません。
僕なら50,000㎞以上走ってたら、ひと通りメンテナンスしたいかな!
具体的なメニューとしては、
- エンジンオイルとエレメント交換
- 燃料フィルター交換(ディーゼル)
- オートマオイル交換
- パワーステアリングオイル交換
- ファンベルト交換
- エアクリーナエレメント交換
- エアコンフィルター交換
- エアコンガス充填またはクリーニング
僕が中古車を買うとしたら、最低でもこれぐらいはやっておきたいです。
購入時にメンテナンスをお願いする場合は、金額の交渉をがんばってみましょう。
工賃は無料で、部品代のみの支払いになればラッキーかなと思います。
さいごに
今回紹介した注意点を踏まえたうえで、
「自分が希望するカスタムがされているか」などを見ていくと、良いハイエース選びができると思います。
どれだけ好みのカスタムがされていたとしても、購入後に早々と壊れてしまっては面白くありません。
まずは、車としてちゃんとしたものを厳選していくことが大切です。
見た目や価格に惑わされずに、しっかりと見極めて良いハイエースを購入しましょう!
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