この記事にたどり着いたあなたは、ハイエースのディーゼル車の寿命がどれぐらいなのか知りたいのではないでしょうか?
ハイエースのディーゼル車は、100万キロを達成した車も存在します。
つまり、長く乗るための方法さえ守れば、同じハイエースに半永久的に乗り続けることも理論上は可能です。
今回の記事では、ハイエースのディーゼル車の寿命や寿命を延ばす方法について詳しく解説します。
- ハイエースのディーゼル車の寿命を知りたい人
- ハイエースのディーゼル車の寿命を伸ばす方法が知りたい人
- ハイエースの購入を迷っている人
ハイエースのディーゼル車の寿命や寿命を延ばす方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
ハイエースディーゼル車の寿命はどれぐらいなの?
結論から言うと、ハイエースのディーゼル車の寿命は60万~80万キロだと思っています。
ただし、すべてのハイエースがここまでの走行距離を達成できるとは限りません。
後述する「ハイエースの寿命を伸ばす方法」で解説する内容をクリアしていることが前提になります。
つまり、使用状況や定期的なメンテナンスによってハイエースの寿命は大きく左右されるということです。
使用状況が悪かったり、定期的なメンテナンスができていない場合は、ハイエースの寿命はどんどん短くなっていきます。
ハイエースディーゼル車の寿命を延ばす方法
ハイエースの寿命を延ばす方法は以下の4つです。
- こまめにオイル交換をする
- 最適なメンテナンスをする
- 適切な運転を心掛ける
- 月に1度は洗車をする
こまめにオイル交換をする
ハイエースを長く乗り続けるために最も大切なのは、こまめにオイル交換をすることです。
ディーゼル車を長く乗るためには、エンジンオイルの交換がすべてと言っても過言ではありません。
オイル交換以外のメンテナンスについてはこのあと解説しますが、オイル交換をわざわざ別枠で解説するのは、それだけ寿命に直結する項目だからです。
エンジンオイルをどれぐらいの頻度で交換すればいいのかと言うと、
- 3,000キロごとにエンジンオイルの交換
- 6,000~9,000キロごとにオイルエレメントの交換
これが理想的だと思っています。
メーカー推奨距離はもっと長いよね?
と思った方もいると思います。
メーカー推奨距離については、実際に車のディーラーで働いている僕が誤解を恐れずに言うと、メーカーが「保証期間が過ぎるまでに壊れたら困るからこの頻度で交換してくださいね。」と言っているようなものだと思っています。
要するに、同じ車に長く乗りたい人にオススメできる頻度ではないということ。
エンジンオイルは消耗品なので、期間や距離が増えていけば次第に劣化していきます。
劣化したままのエンジンオイルでは、本来の性能を発揮することができません。
早いスパンでオイル交換をすることで、エンジン内部に常にキレイな状態のエンジンオイルを循環させてあげることが理想的です。
ハイエースにオススメのエンジンオイルは、ハイエースにオススメのエンジンオイルを2つ紹介【ディーゼルエンジン編】で解説しているので参考にしてみてください。
最適なメンテナンスをする
ハイエースを長く乗り続けるために必要なメンテナンスは、以下のとおりです。
- 燃料フィルター:3万キロごとに交換
- ギヤオイル:4万キロごとに交換
- ブレーキオイル:車検ごとに交換
- パワーステアリングオイル:車検ごとに交換
- エアクリーナー:車検ごとに交換
- ファンベルト:5万キロごとに交換
- 冷却水(LLC):10万キロごとに交換
- エアコンフィルター:1万キロごとに交換
こうやって見ると多くの項目がありますが、どれも大切なメンテナンスです。
今回は交換頻度を距離で紹介していますが、走行距離が少ない場合は、一定期間を超えたタイミングでの交換が必要になります。
走行距離が少ないから交換のタイミングがわからないという人は、車検のときに交換してもらう方法がオススメです。
ただし、毎年交換する必要がないものもありますので、車検をしてもらうお店に相談してみてください。
僕が実際におこなっているメンテナンスは、【ディーゼルエンジン編】車のプロが実際にやっているハイエースのメンテナンスメニューを8つ紹介!や【ちゃんとできてる?】ハイエースを長く乗るために最低限やるべきたった2つのメンテナンスでも解説しているので参考にしてもらえたら幸いです。
適切な運転を心掛ける
ハイエースを長く乗り続けるために、日常の運転で気をつけるポイントは以下のとおりです。
- 急加速・急ブレーキ・急旋回をしない
- チョイ乗りをできるだけ避ける
- 下り坂ではエンジンブレーキを使う
これらのポイントを守ることで、車の各部品に無理な負荷をかけずに済むことから車の寿命が延びる傾向にあります。
もちろん少ししてしまったからと言って、すぐに車にダメージを与えてしまうわけではありません。
ただ、継続的に負荷のかかる運転をしてしまうと車の故障や劣化を早めてしまいます。
たとえば、「急」がつくような運転をすればエンジンやタイヤなどの足まわりに余計な負荷がかかり、短距離の走行を頻繁におこなうチョイ乗りは、エンジンが十分に温まる前にエンジンを停止してしまうため、各部に悪影響を与えてしまいます。
また、長い下り坂ではエンジンブレーキを使用することで、部品の摩耗を防いだり燃費の向上につながります。
エンジンブレーキについては、【低燃費運転】メリットだらけのエンジンブレーキをマスターしようでも解説しているので参考にしてみてください。
月に1度は洗車をする
ハイエースを長く乗り続けるために、定期的な洗車が必要です。
洗車には見た目をキレイに維持する効果だけでなく、ボディやパーツに付着する汚れや塩分、酸性雨などを除去し、サビや腐食を防ぐことができます。
また、洗車機を利用することで下まわりの洗浄もできるのでオススメです。
洗車機は、ボディが黒系の人にはハードルが高いかもしれないね…。
ハイエースの洗車が快適になる便利グッズは、【超オススメ】GYEON(ジーオン)のシルクドライヤーを使ってみたら快適すぎたで紹介しているので参考にしてみてください。
ハイエースの寿命が延びることで得られるメリット
ここまでで、ハイエースのディーゼル車の寿命を伸ばす方法を解説してきました。
ハイエースの寿命が延びることで長く乗り続けられることはもちろんですが、他にも得られるメリットは以下のとおりです。
- 車にかかるコストを削減できる
- 状態が万全の車に乗れる
- 愛着が湧く
車にかかるコストを削減できる
ハイエースに大きなお金がかかるタイミングとして、
- 車の買い替え
- 大きな修理
- カスタム
などが挙げられます。
しかし、同じハイエースに長く乗り続けることで車を買い替える必要はないですし、普段から適切なメンテナンスを施しているため大きな修理が必要になる可能性も低いです。
また、車を買い替えなくていいのでカスタムをやり直さなくていいのも大きなメリットになります。
移植ができるカスタムは移植すればいいのですが、新しいハイエースを購入するとなると、カスタムも心機一転したくなるのが人間の本能(?)だと思います。
カスタムをイチからやり直すとなると、まとまった出費が必要です。
以上のコスト面を同じハイエースに乗り続けることで削減できるのであれば、大きなメリットになると言えるでしょう。
状態が万全の車に乗れる
前述したとおり、普段から適切なメンテナンスがおこなわれているので、いつでも安心してハイエースに乗ることができます。
最低限のメンテナンスしかしていなかった場合、出先や旅行中に整備不良によるトラブルが起こる可能性はゼロではありません。
普段からメンテナンスをきっちりしておけば、遠出するときも安心して出かけることができるでしょう。
愛着が湧く
メンテナンスや洗車に手間暇をかけ、自分好みのカスタムを施したハイエースに湧く愛着は言葉ではあらわせません。
僕は自分の大切なハイエースで、「あそこに行ったなぁ」「こんなことがあったなぁ」なんて昔のことを思い出すのも楽しみ方のひとつだと思っています。
まとめ
ハイエースのディーゼル車の寿命について解説してみました。
ハイエースの寿命を延ばす方法をもう一度確認しておきましょう。
- こまめにオイル交換をする
- 最適なメンテナンスをする
- 適切な運転を心掛ける
- 月に1度は洗車をする
この4つの方法を守るだけで、よっぽどのことがない限りは50万キロ以上は乗れはずです。
50万キロ乗り続けられるということは、年間2万キロ走るとしても25年も同じハイエースに乗ることができます。
あなたの大切なハイエース、これから納車されるハイエースを末永く大切に乗ってあげましょう。
僕も今のハイエースを買い替えるつもりはないし、動かなくなるまでお世話になるつもりです。
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