ハイエースのディーゼルエンジンのメリット・デメリットを紹介!
ガソリンエンジンと迷われがちなディーゼルエンジンですが、走行性能を考えればディーゼルエンジン1択です。
長い目で見ると、燃料代を節約することもできます。
ディーゼルエンジンについて解説しているので、ぜひ参考にしてみてください!
ハイエースを購入するときに、どっちのエンジンを選べばいいのか迷っていませんか?
それぞれのエンジンに良いところがあるので、こっちが良いという定義はありません。
どちらが正解かは、あなたの要望・使用用途によって決まるといえるでしょう。
ディーゼルエンジンのメリット
ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに大きく勝るメリットを持っています。
- よく走る・加速が良い
- 燃料代が安い
- 耐久性が高い
- 燃費が良い
ディーゼルエンジンの魅力的なメリット4つを順番に紹介していきます。
よく走る、加速が良い
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べてトルクが高いので、
エンジンを高回転域まで回すことは苦手分野ですが、強いパワーをエンジン回転数が低くても取り出せることが特徴です。
停車時や坂道はもちろん、重たい荷物を載せている状態でも低速からグングン加速します。
ハイエースとディーゼルエンジンはとても相性が良いと言えるでしょう。
高回転域は苦手なエンジンですが、ターボチャージャーとの組み合わせにより高速性能が補われ、加速力のあるエンジンになっています。
アクセルをあまり踏まなくても高いトルクを活かして、グイグイ走る感覚をぜひ味わってみてください。
踏み込めばその分、一気に加速していきます。
最近の新しいハイエースはトランスミッションが6速化されていますし、高速道路でも静かに巡行することが可能です。
走りは本当にパワフルだよ!
燃料代が安い
ディーゼルエンジンの燃料は軽油を使用することから、ランニングコストの面で非常に有利です。
軽油はレギュラーと比べて1Lあたり約20円安く販売されています。
燃料価格が変動しても基本的にこの差額が大きく変わることはありません。
20円程度も安価に給油し続けられることは、ディーゼルエンジンの圧倒的な強みです。
走行距離が多い人にはディーゼルがおすすめ!
耐久性が高い
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンに比べると耐久性が高いです。
それは構造上、ディーゼルエンジンの方がエンジン内部での爆発力が強く、強い爆発力に耐えれるようにとても頑丈に造られています。
ただし注意したいのがエンジン自体の耐久性が高いと言って、エンジンの寿命が長いわけではありません。
先ほども説明したようにディーゼルエンジンの中ではとても強い爆発が繰り返されるため、エンジンへかかる負荷は大きいです。
エンジンの寿命は、普段の使用用途やメンテナンスによって大きく変わると言えるでしょう。
燃費が良い
ディーゼルエンジンはエンジン内部に取り込んだ空気を圧縮して高温にし、そこへ燃料を噴射して一気に爆発させる構造です。
この爆発から発生する力が大きく、できるだけ少ない燃料でエンジンを回し続けることができます。
先ほどディーゼルエンジンは低い回転力で強いパワーを取り出せると説明しました。
少ない燃料で効率よくエンジンを動かせるので燃費が良いというわけです。
ディーゼルエンジンのデメリット
ディーゼルエンジンは本当に魅力的なエンジンですが、良いところばかりではありません。
メリットの反面…といったデメリットも存在します。
- 車両価格が高い
- エンジン音がうるさい
- メンテナンス費用が高い
- アドブルーの補充が手間
- 長期保有すると税制面で不利
ディーゼルエンジンのデメリットを順番に紹介していきます。
車両価格が高い
結論から言うと、ディーゼルエンジンには高額な部品が使われているからです。
ガソリンエンジンモデルと比較するとおよそ60万円の差額でしょうか。
具体的に説明していきます。
エンジン本体
ディーゼルエンジンはエンジン内部での爆発力が強く、強い爆発力に耐えれるようにとても頑丈に造られています。
強い衝撃に耐えるためにはエンジン自体の強度を上げて頑丈に造らなければなりません。
頑丈にすればそれだけ重くなり、生産コストも上がってしまいます。
DPFの搭載
ディーゼルエンジンはガソリンエンジンと比べて、有害な物質を多く排出してしまいます。
この有害物質を除去するための装置がDPFです。
内部はフィルター状になっていて、有害物質を大気に放出しないように溜めておきます。
ある程度溜まると、DPF内部を高温にして有害物質を燃やして除去する仕組みです。
高価な素材でできているので、コストが上がってしまいます。
燃料装置
ディーゼルエンジンには、コモンレールやインジェクターという燃料を噴射するための部品が使われています。
これらの部品は燃料をきめ細かく、高圧力で噴射するために不可欠なものです。
繊細かつ高圧に耐えれるように頑丈に造られているのでコストが上がってしまいます。
ターボチャージャーの搭載
ディーゼルエンジンの場合は相性が良いことからターボチャージャーが搭載されています。
高速性能の向上に大きく貢献している部品です。
こちらも高額部品なので当然コストは上がってしまいます。
以上の理由からディーゼルエンジンは、どうしてもガソリンエンジンより高額になってしまいます。
高いのは理由があることがわかったね!
エンジン音がうるさい
ディーゼルエンジン空気を圧縮して高温にし、そこへ燃料を噴射して一気に爆発させる構造です。
爆発による急激なパワーの発生により、エンジン内部の金属が衝撃や振動を受けます。
これがディーゼルエンジン特有の「カラカラ音」の原因です。
メンテナンス費用が高い
一般的にディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりもオイル交換時期が早いです。
燃料フィルターの交換や後述するアドブルーの補充など、単純に項目が多いのでメンテナンス費用はガソリンエンジンよりも多くかかると言えるでしょう。
ですが、
ディーゼルエンジンは燃料代が安いので、しっかりメンテナンスしていても差額を埋めることはカンタンです。
アドブルーの補充が手間
ディーゼルエンジンの規制に対応するために尿素SCRシステムが搭載されたハイエースは、アドブルーの補充が必要になります。
アドブルーを触媒の中に噴射することで排気ガスと化学反応を起こし、有害物質を削減する仕組みです。
アドブルーは1,000㎞ごとに1L消費すると言われていて、ハイエースのタンク容量は7.4Lなのでおよそ7,400㎞の走行で空っぽになります。
タンク内のアドブルーが残り2~3Lになると補充のアナウンスがメーターに表示されるので、その時が補充のタイミングです。
満タンにする必要はなく僕の場合は、補充のアナウンスが表示されたら5L補充するようにしています。
注意点としてはアドブルーが空っぽの状態でエンジンを停止してしまうと、エンジンの始動ができなくなるので注意が必要です。
アドブルーが無いと排出ガスの規制をクリアできないから、エンジンを始動できない仕組みになってるよ!
長期間保有すると税制面で不利
ディーゼルエンジンは、自動車税の割増しタイミングが早いです。
ディーゼル車の場合、新車の新規登録から11年目におよそ15%増税します。
ガソリン車の場合は13年目に増加します。
ガソリンモデルよりはタイミングが少し早いと覚えておいてください。
さいごに
ディーゼルエンジンは魅力のあるメリットの反面、確かにデメリットが存在します。
ガソリンエンジンでは味わえない特徴や性能を持っていますが、
個人的にはディーゼルエンジンを搭載してこそハイエースは本当の価値が生まれると思っています。
当ブログは、ディーゼルエンジン推しです。
使用用途によってはガソリンエンジンの方が良いということがあります。
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