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【あなたの最適解はどれ?】ハイエースバン・ワゴンの選びかたとメリット・デメリットを紹介

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この記事のまとっめ

ファミリーカーとしてのハイエースの選びかたを解説!

今回のターゲットにするハイエースは、以下の3種類です。

  • ハイエースバン スーパーGL(標準)
  • ハイエースバン スーパーGL(ワイド)
  • ハイエースワゴンGL

各ハイエースの魅力や欠点をカンタンに紹介します。

どうしても決められない場合は、まずは消去法で候補を絞るのがオススメです。

ハイエースの購入をついに決めた!

でも、どれがいいんだろう…。

「バンがいいかなあ…。」

「ワゴンも魅力的…。」

こんな迷いがある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

ファミリーカーとしてハイエースを選ぶ

ひと言で「ハイエース」と言っても、

ボディの大きさエンジン駆動方式などの組み合わせにより、様々なハイエースが存在します。

ハイエースをファミリーカーとして使う場合は、

  1. ハイエースバン スーパーGL(標準・ワイド)
  2. ハイエースワゴンGL

この3つ以外の選択肢は、あまりオススメできません。

商用向けのグレードは内装や装備のクオリティが低く、購入後に後悔する可能性が高いからです。

ファミリーカーとして購入するのであれば、絶対に高グレードを狙いましょう

ハイエースバン

ハイエースバンをファミリーカーとして使う場合、5人以下の家族構成であることが条件になります。

とはいえ、カスタム次第では6~8人乗りなどにすることも可能です。

実際に、

4ナンバーのハイエースを3・5ナンバーに変更して、乗用車として登録されてる方もいらっしゃいます。

ハイエースバンのスーパーGLは2種類あります。

  1. 標準ボディ・標準ルーフ
  2. ワイドボディ・ミドルルーフ

ひとつずつ紹介していきます。

ハイエースバン(標準)

引用:トヨタ公式HP

わかりやすく言えば「4ナンバーの方」で、1番人気のあるハイエースです。

スクロールできます
エンジンガソリン / ディーゼル
駆動方式2WD / 4WD
長さ4,695㎜
1,695㎜
高さ1,980㎜
ハイエースバン 標準ボディ・標準ルーフ

今回紹介するハイエースの中では、1番小さいモデルです。

ハイエースバン(標準) を選ぶメリット

ハイエースバン(標準)のメリットを紹介します。

  1. ランニングコストが安い
  2. 小回りが利く
  3. ディーゼル・4WDの選択が可能

ひとつずつ見ていきましょう。

ランニングコストが安い

最大のメリットは、ランニングコストが安いこと。

4ナンバーは自動車税が割安なので、

ディーゼルエンジンを選択した場合は、燃料代も抑えることが可能です。

車の維持費ってバカにできないくらいお金がかかります。

維持費を少しでも安くしたい人は、標準ボディのハイエースが第一候補になりそうです。

小回りが利く

ハイエースバン(標準)は高さがあるので大きく見えますが、実際はそんなに大きくありません。

意外かもしれませんが、サイズは5ナンバーの車と同等です。

5ナンバーのミニバンで人気といえば、ヴォクシー・セレナ・ノア・ステップワゴンあたりでしょうか。

そもそも5ナンバーの車両は、

  • 長さ:4,700㎜
  • 幅:1,700㎜
  • 高さ:2,000㎜

上記のサイズ以内に収まる大きさの自動車を指します。

さきほど表にしたハイエースバン(標準)の大きさと比べると、ほとんど同じ大きさです。

次に小回りが利く根拠ですが、ズバリ最小回転半径です。

さきほど例に挙げた車の最小回転半径を調べてみたんですが、

  • ヴォクシー:5.5m
  • セレナ:5.5m~5,7m
  • ノア:5.5m
  • ステップワゴン:5.4m
  • ハイエースバン(標準):5.0m

このような結果になりました。

ハイエースバン(標準)は、見た目のわりに小さく、小回りが利く車なんです。

ディーゼル・4WDの選択が可能

ハイエースバン(標準)の大きな特徴です。

ハイエースバン スーパーGLで、ディーゼルエンジンと4WDの組み合わせが選べるのは標準ボディのみ

良くも悪くも、この理由で標準ボディを選んでいる人は多いんじゃないかなと思っています。

ハイエースを選択するのにボディサイズの選択も大事ですが、エンジン・駆動方式の組み合わせもとても重要です。

ハイエースバン(標準) を選ぶデメリット

ハイエースバン(標準)のデメリットを紹介します。

  1. 他のハイエースに比べると小さい
  2. ガソリンエンジンの場合は、排気量が2.0L

ひとつずつ見ていきましょう。

他のハイエースに比べると車内空間が狭い

今回紹介する3種類の中では、車内空間がいちばん狭いハイエースになります。

標準ボディでも、キャンプ道具などの積載は問題ありません。

ですが、家族で車中泊がメインとなると「ちょっと待った」をかけたいところ。

3~5人家族になると、お子さんの成長次第では狭く感じてしまうと思います。

おとな2人、中学生未満2人の4人家族が限界かな…という印象です。

わんぼ

車中泊の頻度が少ないなら我慢するのもアリだけど、頻度が多いなら大きいハイエースを検討した方がいいかも!

ガソリンエンジンの場合は、排気量が2.0L

ハイエースバン(標準)の場合、ガソリンエンジンは2.0Lの設定しかありません。

レギュラーは軽油よりも高く、ランニングコスト面で不利になります。

お世辞にも気持ちよく走れるとは言えず、アクセルを踏み込む必要があるので燃費が悪くなりがちです。

走行性を求めない場合は、初期費用が安いのでガソリンエンジンでもいいと思います。

ハイエースバン(ワイド)

引用:トヨタ公式HP

さきほどの標準ボディのハイエースを、横に広く・背を高くしたハイエースです。

ハイエースバン(ワイド)は、1ナンバーになります。

スクロールできます
エンジンガソリン / ディーゼル
駆動方式2WD / 4WD
長さ4,840㎜
1,880㎜
高さ2,105㎜
ハイエースバン ワイドボディ・ミドルルーフ

ハイエースバン(標準)のボディサイズより、

長さ:14.5㎝

幅:18.5㎝

高さ:12.5㎝

大きくつくられているのが最大の特徴です。

ハイエースバン(ワイド)を選ぶメリット

ハイエースバン(ワイド)のメリットを紹介します。

  1. 車内空間が「標準」に比べてさらに広い
  2. ランニングコストが安い
  3. 小回りが利く

ひとつずつ見ていきましょう。

車内空間が「標準ボディ」に比べてさらに広い

ボディサイズが大きいので、その分車内のスペースも広くなっています。

まずは、ハイエースバン(標準)の車内スペースを見てみましょう。

引用:トヨタ公式HP

次に、ハイエースバン(ワイド)の車内スペースです。

引用:トヨタ公式HP

ハイエースバン(ワイド)の荷室の方が、

幅:18.5㎝

高さ;7㎝

大きいことがわかります。

幅が170,5㎝もあれば、よほど背が高い人でない限り足を伸ばして寝られそうです。

家族での車中泊なら、標準ボディよりもワイドが圧倒的に有利でしょう。

ランニングコストが安い

ハイエースバン(ワイド)は、1ナンバーになります。

1ナンバーも4ナンバーに次いで、ランニングコストが安いです。

小回りが利く

ワイドボディのハイエースでもまだまだ小回りが利きます。

このクラスになると、比較対象はアルファードあたりでしょうか。

全長全幅全高
ハイエースバン(ワイド)4,840㎜1,880㎜2,105㎜
アルファード4,950㎜1,850㎜1,935㎜

アルファードの方が11cm長く、他はハイエースが上回っています。

次に最小回転半径ですが、

  • ハイエースバン(ワイド):5.2m
  • アルファード:5.6~5.8m

となっており、

ボディサイズはあまり変わらないものの、アルファードより小回りが利きます。

そもそもこれだけボディが大きいのに、5ナンバーよりも小回りが利くんだから十分ですね。

ハイエースバン(ワイド)を選ぶデメリット

ハイエースバン(ワイド)のデメリットを紹介します。

  1. ディーゼルエンジンと4WDの組み合わせがない
  2. 高速料金が割高
  3. 入れない立体駐車場がある

ひとつずつ見ていきましょう。

ディーゼルエンジンと4WDの組み合わせがない

ハイエースバン(ワイド)は、ディーゼルエンジンと4WDの組み合わせを選択できません

人によっては、4WDが必須になるでしょう。

ただ、ディーゼルエンジンを選択できないです。

「走行距離が多い・長く乗る」という場合は、ディーゼルエンジンを選べば初期費用はかかるものの、差額が埋まることは確実です。

この組み合わせの選択ができないために、しかたなく標準ボディを購入するケースも…。

わんぼ

可能性はほぼゼロだけど、ワイドボディでディーゼルと4WDの組み合わせが実現すればかなり人気が出ると思うな!

高速料金が割高

4ナンバーの場合は「小型貨物自動車」に分類されるので、高速道路を乗用車と同じ料金で通過できます。

しかし1ナンバーの場合は、「普通貨物自動車」に分類されてしまい中型車料金になるので、およそ2割くらい高くなってしまいます。

さらに中型車は休日割引がないので、休日のお出かけのコストパフォーマンスが悪くなります。

このデメリットをどう考えるかですね。

高速道路を頻繁に利用する場合は、しっかり考えましょう。

入れない駐車場がある

最近では「高さ制限2.1m以下」と書かれた駐車場もよく見かけますし、慣れない旅行先などの場合は注意が必要です。

実際は制限よりも、およそ10cmくらいの余裕があるつくりなので、停めることは可能だと思われます。

とはいえ、少なからずリスクがあるので高さ制限のない駐車場を利用するに越したことはありません。

駐車場に高さ制限がなければ気になることではありませんが、どこの駐車場でも入れる方が安心です。

ハイエースワゴンGL

引用:トヨタ公式HP

ハイエースバンは貨物自動車でしたが、ハイエースワゴンは乗用自動車になり、3ナンバーです。

スクロールできます
エンジンガソリン
駆動方式2WD/ 4WD
長さ4,840㎜
1,880㎜
高さ2,105㎜
ハイエースワゴンGL

ハイエースバンのようにたくさんの荷物を載せれるわけではありませんが、シートのレイアウト次第でかなり使いやすい車になるという印象。

後部座席をすべて社外のシートに交換して、フルフラットになるようにカスタムするのが定番です。

ハイエースワゴンGLを選ぶメリット

僕はハイエースバンに乗っているので、バン乗りの視点からメリットを紹介します。

  1. 人がたくさん乗れる
  2. 乗り心地がバンよりやわらかい
  3. 車検が2年に1回

ひとつずつ見ていきましょう。

人がたくさん乗れる

最大のメリットはもちろん、人がたくさん乗れること。

最大で10人乗れますが、純正のままでは人が乗れるだけの車になってしまいます。

引用:トヨタ公式HP

純正は、このようにビッシリと座席で埋まっています。

カスタムで座席のレイアウトを変更することで、より魅力的な車に変わるでしょう。

車中泊をする場合は、後部座席をフルフラットにできるようにしておくとベッドスペースが広くて使い勝手が良いです。

4列目のシートは、跳ね上げ式にすることでたくさんの荷物を載せることができます。

人も乗れるし荷物も載せることができる、といった使い分けが可能です。

乗り心地がバンより柔らかい

ハイエースバンとは少しだけ足回りの構造が違います。

ハイエースバンは1,000㎏の積載に耐えれるように、足回りが頑丈につくられています。

対してハイエースワゴンは、

「人間が10人乗れればいい」

と考えられているので、ハイエースバンほど頑丈につくられていません。

バンはサスペンションが硬く、ワゴンはサスペンションが柔らかい

というイメージで大丈夫です。

乗り心地の柔らかさを言葉で表すなら、

バンは「ゴツゴツ」

ワゴンは「フワフワ」

といったところです。

わんぼ

「乗り心地が良い」と「柔らかい」は違うから誤解しないでね!

車検が2年に1回

ハイエースワゴンは「乗用車」になるので、車検は2年に1回です。

毎年の車検を「めんどくさい」と感じる人は、多いと思います。

そんな人には、魅力的なメリットになりえるかもしれません。

ハイエースワゴンGLを選ぶデメリット

僕はハイエースバンに乗っているので、バン乗りの視点からデメリットを紹介します。

  1. ディーゼルエンジンを選べない
  2. ランニングコストが高い
  3. 積載量はバンに劣る
  4. ベッドを常設できない
  5. 入れない立体駐車場がある

ひとつずつ見ていきましょう。

ディーゼルエンジンを選べない

ハイエースワゴンGLには、ディーゼルエンジンの設定がありません

ガソリンエンジンのみです。

これをデメリットに感じるかどうかは人それぞれですが、

「走りと燃料代」を考えると僕なら不満かな…と思い、デメリットに入れておきました。

ですが、

車中泊仕様にするのなら、あえてガソリンエンジンを選択するのもひとつの方法です。

「ワゴンで車中泊をしたい!」

という人は気にする必要はありません。

ランニングコストが高い

乗用車は、貨物車と比較すると維持費が高いです。

車検時の法定費用・毎年の自動車税だけでみても、2年間でおよそ6~7万円の差が出ます。

燃料代でいえば、ハイエースワゴンにはレギュラーを入れることになるので、軽油を入れるディーゼルエンジンと比べると維持費の差はますます広がってしまいます。

積載量はバンに劣る

ハイエースワゴンは「人を乗せる車」

ハイエースバンは「荷物を載せる車

なのであたりまえのことなんですが、積載量はバンに劣ります。

ベッドが常設できない

ハイエースバンの場合は、後部座席のうしろにベッドキットを常設することができます。

荷室を2段に区切れるので、上は休むスペースで下は荷物を入れるスペースというふうに自在な使い分けが可能です。

ちょっとした休憩・就寝時もすぐにベッドに移動してくつろげます。

しかしハイエースワゴンの場合は、

  1. 荷物をどける
  2. シートをスライドさせる
  3. シートをリクライニングしてベッドをつくる
  4. 荷物を戻す

最低でもこの4ステップが必要です。

車中泊をするときは、雨だろうと雪だろうと一旦外におりて、荷物をどけてシートを展開しなければなりません。

手間を嫌う僕にとって、ベッドが常設できないことは大きなデメリットに感じました。

入れない駐車場がある

これに関してはハイエースバン(ワイド)と同様です。

ハイエースバン(標準)がオススメ

以下に当てはまる人は、ハイエースバン(標準)がオススメです。

  • 維持費を安く抑えたい
  • 家族構成が2~5人
  • ディーゼル・4WDが必須
  • 多量の荷物が必要な趣味がある

大きな魅力は、ディーゼルエンジンと4WDの組み合わせが実現できることと、ランニングコストが安いこと。

アウトドアは基本的にすべてこなせます。

ただ、家族での車中泊の頻度が高い人には、サイズび大きいハイエースバン(ワイド)をオススメしたいです。

ハイエースバン(ワイド)がオススメ

以下に当てはまる人は、ハイエースバン(ワイド)がオススメです。

  • 維持費を安く抑えたい
  • 標準サイズでは小さい
  • 家族構成が4人~
  • ディーゼル・4WDじゃなくても良い
  • 多量の荷物が必要な趣味がある
  • 車中泊の機会が多い

標準ボディより広いスペースが必要な場合は、ハイエースバン(ワイド)がオススメです。

4WDが不要な環境なら、ワイドを選択しやすいと思います。

ただ、高速道路の利用が多い場合は、高速料金に見合うメリットが本当にあるのかを考えてみましょう。

ハイエースワゴンGLがオススメ

以下に当てはまる人は、ハイエースワゴンGLがオススメです。

  • 家族構成が5人~
  • ガソリンエンジンが良い
  • 少しでも乗り心地が柔らかい方が良い
  • 車中泊の機会が多い

旅行や車中泊がメインで、たまに荷物を推せたいという人にはハイエースワゴンGLがオススメです。

ベッドの展開が手間と書きましたが、

「大人数の乗車が可能・荷物がそれなりに載る・車中泊ができる」

ハイエースワゴンだから成り立つことです。

さいごに

どのハイエース魅力的な車であることは間違いありません。

それぞれの用途で必ず活躍してくれます。

大切なのは、自分が買うべきハイエースを正しく選ぶことです。

「なぜハイエースが欲しいのか」

「どんな使い方をしたいのか」

「これから進む未来はどんな環境か」

買ったあとで後悔しないように、購入までハイエース選びを楽しんでください!

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