ハイエースの購入に至るまでに決めるべき項目を完全解説!
あなたが買うべきハイエースは、どれが正解なのか。
この記事を読めば、その答えに限りなく近づくことができるはずです。
どんなハイエースを購入するか、少しでも迷っている人は必読の内容になっています。
ハイエースを買う。
たったこれだけのことですが、満足のいく買い物をするためには、考えて決めなければならないことがたくさんあります。
なんとなく欲しいから、なんとなく考えた気になって、なんとなく買う。
こんなふうにテキトーに決めると、購入したあとに失敗や後悔をする可能性が高くなってしまいます。
車の購入は人生の中でも大きなイベント。
絶対に失敗したくありませんよね?
・ハイエースが欲しいから買いたい!
・何から決めていけばいいの?
今回の記事は上記のような人を対象に、悩みや疑問を解決に近づけて上げれるような内容になっています。
これからハイエースを購入しようと思っている人の参考になれば幸いです。
ハイエースの魅力と欠点をおさらいしよう
ハイエースには魅力的なメリットが複数ありますが、人によっては致命的となるデメリットも存在します。
メリット・デメリットをおさらいする前に、以下の質問に目を通してみてください。
- なぜ、ハイエースが欲しいのか?
- ハイエースを買ってどんな遊びがしたいのか?
- 本当にハイエースじゃないとダメなのか?
- 目的のためにデメリットを我慢できるのか?
もう一度、ハイエースが必要なのかを考えてみましょう。
ハイエースを購入してからの未来を想像できないまま購入すると、あとて後悔してしまうかもしれません。
ここで言う「未来」は、楽しいことやそうでないネガティブなことも含めて考えてみようってことだよ!
大きな買い物が失敗にならないように、慎重に考えてみてください。
それでも「ハイエース以外は考えられん!」という人には、この先も読み進めてもらいたいです。
ハイエースのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 荷室が広い
- 自分好みにカスタムできる
- 多くの趣味に対応できる
- 耐久性が高い
- ランニングコストが安い
- リセールバリューが高い
- 運転がしやすい
- 乗り心地が悪い
- カスタムにお金がかかる
- 車検が毎年ある
- 騒音が大きい
- 盗難率が高い
- 乗り降りが大変
- 初期コストが高い
- ボディが汚れやすい
ハイエースはアウトドアや車中泊などの遊びや趣味に使えば、トップクラスの実用性を備えた車です。
広い車内空間を活かして、自分の用途に合わせたレイアウトを実現することができるでしょう。
そのほかにも魅力的なメリットが並んでいますが、本当に見るべき点はデメリットであることを忘れていませんか?
ハイエースを購入するまでは楽しい未来しか見えてなくて、購入して少し経ってふと我に返り、後悔している人は実際に存在します。
しつこいですが、最後にもう一度だけ考えてみてください。
「本当にハイエースが必要ですか?」
ハイエースのメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
購入が失敗になる前に知っておきたいハイエースの3大デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
各ハイエースの維持費を知ろう
自動車を所有する上で、避けて通ることができないのが車に必要なランニングコスト。
ハイエースにかかる主なランニングコストは以下の3つです。
- 車検に必要な法定費用
- 自動車税
- 燃料代
購入するハイエースによって違いがありますが、大体の相場を知っておくことで今後の計画を立てやすくなるでしょう。
とくにハイエースの場合は、購入後のカスタムにお金が必要です。
維持するだけで精一杯の買い方をしてしまうと、カスタムすることが難しいかもしれません。
カスタムできないハイエースなんて、宝の持ち腐れだよ…。
購入後に維持費がどれだけ必要なのかを知っておけば、困ることもなくなるはずです。
車検に必要な法定費用と自動車税の比較
各ハイエースの2年間で必要な法定費用・自動車税を一覧で見てみましょう。
1ナンバー | 4ナンバー | 3ナンバー | |
自動車重量税 | 32,800円 | 32,800円 | 41,000円 |
自賠責保険 | 33,800円 | 25,700円 | 17,650円 |
継続印紙代 | 2,800円 | 2,800円 | 1,400円 |
自動車税 | 32,000円 | 32,000円 | 100,000円 |
合計 | 101,400円 | 93,300円 | 160,050円 |
車検のタイミングを合わせるために2年間で必要な維持費を表にまとめてみましたが、1・4ナンバーのハイエースバンが有利な結果になっています。
貨物自動車の場合は、自動車重量税と自動車税が安く、自賠責保険が高いのが特徴です。
3ナンバーであるハイエースワゴンは乗用車になるので、自動車税が高くなってしまいます。
維持費が最も安い4ナンバーと最も高い3ナンバーとでは、2年間でおよそ66,000円の差額になりました。
この結果を見ると、ハイエースバンが人気の理由がわかるね!
ハイエースの法定費用・自動車税の維持費は、こちらの記事で詳しく解説しています。
燃料代の比較
次に、燃料にどれぐらいのお金が必要なのかを見ていきましょう。
- ガソリンエンジンはレギュラー
- ディーゼルエンジンは軽油
それぞれのエンジンに使う燃料は異なり、レギュラーと軽油では、1Lあたり約20円の差があります。
早速ですが、10,000㎞走ったときに必要な燃料代をまとめてみました。
ガソリンエンジン | ディーゼルエンジン | |
燃料代 | 14,600円 | 104,125円 |
上記の表を見てわかるように、ディーゼルエンジンの燃料代は10,000㎞走るたびにおよそ42,000円も安くなります。
たった20円の違いだけど、距離を重ねていくと大きな差になるね!
ちなみに150,000㎞も走れば、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの600,000円という差額はなくなってしまいます。
ガソリンエンジンとディーゼルエンジンの維持費は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ディーゼルエンジンの実燃費は、こちらの記事で詳しく解説しています。
ハイエースのボディタイプを決めよう
ハイエースは、大きく分けて3つのボディタイプが存在します。
- ハイエースバン(標準)
- ハイエースバン(ワイド)
- ハイエースワゴン
基本的には、この3種類の中から選ぶことになります。
ハイエースバン(標準)
圧倒的に人気があるのが、標準ボディのハイエースバンです。
標準ハイエースバンのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- ランニングコストが安い
- 小回りが利く
- ディーゼル&4WDの選択が可能
- 他のハイエースに比べて小さい
- ガソリンは排気量が2.0L
標準ボディのハイエースは4ナンバーなので、維持費が安いことが大きなメリットとして挙げられます。
他のハイエースよりボディが小さいので小回りが利くメリットはありますが、車内空間は狭いです。
とはいえ、ディーゼルエンジンと4WDの組み合わせを選択できる唯一のハイエースなので、実用性が高く圧倒的な人気があります。
標準ボディのハイエースは、以下に当てはまる人にオススメです。
- 維持費を安く抑えたい
- 家族構成が2~5人
- ディーゼル・4WDが必須
- 多量の荷物が必要な趣味がある
標準ボディのハイエースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
4ナンバーのメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ハイエースバン(ワイド)
標準ボディのハイエースをひと回り大きくしたハイエースです。
ワイドハイエースバンのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 車内空間が標準に比べて広い
- ランニングコストが&い
- 小回りが利く
- ディーゼル&4WDの選択が不可
- 高速料金が割高
- 入れない立体駐車場がある
標準ボディのハイエースと同じく、貨物自動車に該当するので維持費は安いです。
車内空間が広くて魅力的なワイドボディですが、デメリットに注目してみましょう。
パワフルで耐久性が高いディーゼルエンジンと4WDの選択肢が用意されていません。
それに加えてワイドボディのハイエースは1ナンバーになるので、高速料金が「中型車と同じ」になってしまいます。
中型車料金は乗用車と比べると、約2割くらい高いんだよね…。
ボディサイズが大きいことから入れない駐車場もあるので注意が必要だといえるでしょう。
ハイエースバン(ワイド)は、以下に当てはまる人にオススメです。
- 維持費を安く抑えたい
- 標準サイズでは小さい
- 家族構成が4人~
- ディーゼル・4WDじゃなくても良い
- 多量の荷物が必要な趣味がある
- 車中泊の機会が多い
ワイドボディのハイエースについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ハイエースワゴン
ここまで紹介したハイエースは貨物自動車でしたが、ハイエースワゴンは乗用自動車なので3ナンバーに該当します。
ハイエースワゴンのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 人がたくさん乗れる
- 乗り心地がバンよりやわらかい
- 車検が2年に1回
- ディーゼルエンジンを選べない
- ランニングコストが高い
- 積載量がバンに劣る
- ベッドが常設できない
- 入れない立体駐車場がある
突き抜けた特徴こそ無いものの、最もミニバンのような使いかたができるハイエースになります。
もちろんハイエースワゴンでも自由度の高いカスタムが可能です。
乗用車と同じ扱いになるので、ハイエースバンと比べるとランニングコストは跳ね上がります。
大家族の人は、無条件でハイエースワゴンで決まりだね!
以下に当てはまる人は、ハイエースワゴンGLがオススメです。
- 家族構成が5人~
- ガソリンエンジンが良い
- 少しでも乗り心地が柔らかい方が良い
- 車中泊の機会が多い
ハイエースワゴンについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ハイエースのグレードを決めよう
ハイエースバンを購入する場合は、ダークプライム2を選ぶのがオススメです。
ダークプライム2のメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 高級感がある
- 内装がカッコいい
- お得に購入できる
- 満足度が向上する
- 木目調は好みが分かれる
- 車内が暗く感じる
- 初期費用が高くなる
ダークプライム2は高級感があり、カッコいいことが最大の特徴です。
通常のスーパーGLとダークプライム2を比べてみましょう。
右側の画像がダークプライム2ですが、めちゃくちゃカッコよくないですか?
黒を基調として引き締まった仕上がりになっているのが、ダークプライム2の大きな特徴です。
さらに、ダークプライム2は標準装備も豪華な内容になっています。
以上の装備が標準なので、お金を払って追加するよりもお得に購入することが可能です。
ただし、好みによっては木目調が好きじゃなかったり、車内が暗く感じるなどのデメリットも…。
お得に購入できるとはいえ、通常グレードのスーパーGLを購入するよりは初期費用が高くなってしまいます。
『ハイエース部』ではダークプライム2をオススメしていますが、予算によってどのグレードを購入するべきかしっかり検討してみましょう。
ダークプライム2については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ちなみにハイエースワゴンの場合は、とくに理由がない限りはワゴンGL1択だね!
新車にするか中古車にするかを決めよう
車を購入する前に新車にするのか、中古車にするのかを決める必要があります。
基本的には、予算の都合で決めることになるよね!
予算以外にも、「何を重視してハイエースを購入したいのか」が重要です。
絶対に新車が欲しいという人もいれば、車両はできるだけ安く購入して、残ったお金でカスタムがしたいという人もいるでしょう。
自分にはどちらが適しているのか、予算以外の理由を考えてみてください。
新車について
新車のメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 新車が手に入る
- あらゆる選択が自由
- 保証が充実している
- 長く乗れる可能性が高い
- 車両価格が高い
- 納車されるまでが長い
- 神経質になってしまう
新車のメリットは、あたりまえですが新車が手に入ることです。
そして新車の場合は、いろんなことを自由に選択することができます。
たとえばボディカラー、グレード、オプションなど、好きな組み合わせで注文することが可能です。
中古車を買うときは、あるものの中から選ぶしかないからね!
メリットとは反対に、車両価格が高いことが最大のデメリットになります。
新車であるがゆえに、傷や汚れに神経質になってしまうのもデメリットのひとつです。
正直、価格が高いこと以外はデメリットとは言えないでしょう。
新車のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
中古車について
中古車のメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 車両価格が安い
- 納車されるのが早い
- 生産が終了していても購入できる
- 新車ほど神経質にならない
- メンテナンスの履歴がわからない
- 選択できる項目が限定される
- 購入自体にリスクがある
- 新車に比べて保証が劣る
中古車の最大のメリットは、車両価格が安いことです。
高グレードだとしても、新車と比べると安価に購入することができます。
さらに新車だと現行モデルしか購入できませんが、中古車なら生産が終了しているモデルでも購入が可能です。
3型までのハイエースが好きなユーザーもいるよね!
中古車は車両価格が安い代わりに、いくつか大きなデメリットが存在します。
たとえば、過去にどんなメンテナンスをしてきたのかがわからなければ、長く乗れるのかどうかもわかりません。
テキトーなメンテナンスをされていた場合は、購入後に間もなく壊れる可能性だってあります。
他にも中古車は、ボディカラーやグレード、オプションの組み合わせが限定されたり、新車に比べて保証が劣ったり、購入自体にリスクがあることは覚えておきましょう。
だからこそ、後述する店舗選びがとても重要です。
中古車のメリット・デメリットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
中古車を買うときの注意点については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ノーマル車かコンプリート車かを決めよう
ノーマル車を買うのか、コンプリート車を買うのかを決める必要があります。
ノーマル車とはいわゆる純正状態のことで、コンプリート車とは外装・内装・足回りなどがあらかじめカスタムされている車両のことです。
自分に合う購入方法がどちらなのかを見極めましょう。
ノーマル車について
ノーマル車のメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 純正の状態で納車される
- 少しずつ変化していくのを楽しめる
- ライフスタイルに合わせて不満を解消していける
- 初期費用を抑えられる
- パーツ代・工賃が通常通り必要
- 一気に快適にはならない
- カスタムしていくのが面倒
誰の手も加わっていない純正の状態で納車されるのが、最大のメリットです。
これからハイエースをどう活用していくのか、ライフスタイルの変化に合わせて少しずつカスタムしていくことができます。
また、コンプリート車を購入するよりは初期費用を抑えることができるでしょう。
デメリットとしては、カスタムをしないと快適に使うことが難しいということです。
時間とお金をかけて少しずつカスタムしていく必要があるので、一気に快適なハイエースは手に入りません。
以下に当てはまる人は、ノーマル車がオススメです。
- 車いじりが好き・得意
- 自分が気に入ったものだけ取り付けたい
- 明確なコンセプトが決まってない
- 費用を抑えたい
自分でパーツの取り付けや交換ができれば、最終的に大きな節約をすることができます。
パーツ取り付けのたびに工賃を払ってたら、笑えない金額になっちゃうからね!
イチから自分で仕上げたハイエースは愛着も段違いで湧くでしょう。
コンプリート車について
コンプリート車のメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 最初から完成形に近い
- パーツ代・工賃が車両代に含まれるのでお得
- 好みのコンプリート車を見つけるのが大変
- カスタムする楽しみが減少
- 初期費用が高くなる
コンプリート車の最大のメリットは、快適なハイエースを手っ取り早く手に入れられることです。
ほとんど理想の状態のハイエースを購入することで、納車後の手間を大幅に省略することができます。
とはいえ、「コレだ!」と思えるような自分好みのハイエースを見つけることは難しいかもしれません。
以下に当てはまる人はコンプリート車がオススメです。
- 車いじりができない・面倒
- 理想の1台に出会えた
- 明確なコンセプトを決めている
ノーマル車とコンプリート車については、こちらの記事で詳しく解説しています。
エンジンを決めよう
ハイエースを購入するときに多くの人が、どっちのエンジンを選んだほうがいいのか迷ってしまうはず。
『ハイエース部』では、基本的にディーゼルエンジンを推奨していますが、特定の人にはガソリンエンジンをオススメしています。
自分には、どっちのエンジンが最適なのかをしっかり考えてみましょう。
- ハイエースを買う目的はなにか
- ハイエースに何を求めるのか
- これからどんな遊びがしたいのか
以上のことを明確にしていけば、自然と答えに近づけると思うので参考にしてみてください。
ディーゼルエンジンについて
ディーゼルエンジンのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- よく走る・加速が良い
- 燃料代が安い
- 耐久性が高い
- 燃費が良い
- 車両価格が高い
- エンジン音がうるさい
- メンテナンス費用が高い
- アドブルーの補充が手間
- 長期間保有すると税制面で不利
ディーゼルエンジンのメリットは、とにかく気持ち良く走れることです。
ストレスを感じることなく走行したいなら、絶対にディーゼルエンジンを選びましょう!
耐久性が高いことから、正しいメンテナンスをしてあげることで何十万㎞も走ることができます。
ディーゼルエンジンを選ぶ場合は、僕が実際におこなっているメンテナンスメニューを参考にしてみてください。
メリットとは反対に、車両価格が高いことやエンジンがうるさいことがディーゼルエンジンの大きなデメリットです。
ただし車両価格やメンテナンス費用が高いことに関しては、考えかたによってはそこまで問題ではありません。
なぜなら維持費が安いので、長い目で見れば差額を埋めることが十分に可能だからです。
ディーゼルエンジンとガソリンエンジンの差額はおよそ600,000円ですが、この差が無くなるタイミングはこちらの記事で詳しく解説しています。
以下に当てはまる人はディーゼルエンジンがオススメです。
- 初期投資ができる人
- ストレスなく走ってほしい人
- 長く乗るつもりの人
走行性能を重視したい人や乗り潰すつもりの人は、ディーゼルエンジン1択だといえるでしょう。
ディーゼルエンジンのメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
どっちのエンジンを選ぶべきなのかは、こちらの記事で詳しく解説しています。
僕がディーゼルエンジンを選択して後悔していることは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ガソリンエンジンについて
ガソリンエンジンのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- エンジン音が静か
- 車両価格が安い
- 燃料代が高い
- エンジンが低回転だとトルクが低い
ガソリンエンジンのメリットは、ディーゼルエンジンに比べてエンジン音が静かで車両価格がおよそ60万円安いことです。
ハイエースは運転席の下にエンジンが搭載されているので、乗用車と比べるとエンジン音が目立ってしまいます。
それでもディーゼルエンジンと比べると、はるかに静かです。
ディーゼルエンジン特有の「カラカラ音」は、聞き慣れていてもうるさいからね…。
ガソリンエンジンの場合、ディーゼルエンジンよりも車両価格がおよそ60万円安いので、初期費用を抑えることができます。
ただし、走行性能や維持費に関してはディーゼルエンジンに劣ることがデメリットといえるでしょう。
以下に当てはまる人はガソリンエンジンがオススメです。
- 初期投資を安くしたい人
- エンジン音が静かな方がいい人
- 車中泊やアイドリングを頻繁にする人
- 走行距離が少ない人
とくに車中泊やアイドリング状態にしておく機会が多い人は、ガソリンエンジンを選んだほうがいいかもしれません。
その理由は、どっちのエンジンを選ぶべきなのかの記事で解説しています。
ガソリンエンジンのメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
駆動方式を決めよう
基本的に、ハイエースは4WDがオススメです。
4WDのメリット・デメリットを一覧で見てみましょう。
- 悪路走行に強い
- 走行安定性が高い
- スリップ・スタックをしにくい
- 加速力が高い
- 車両重量が重くなる
- 燃費が少し悪くなる
- 車両価格が高くなる
- 車高を低くできない
4WDは2WDに比べて、走行性能が高いので安心して走れるシチュエーションが多くなります。
車両重量が重くなり購入価格も上がってしまいますが、アウトドアが趣味の人や降雪地帯に行くことが多い人には必須の装備だといえるでしょう。
ただし過度なローダウンには向かないので、「車高を低くしてカッコよく決めたい!」という人に限っては、2WDを選んでおいたほうが幸せになれるかもしれません。
4WDはローダウン量が1.5インチを超えるとお金がかかるし、なにより危険な状態になることが考えられるからね!
つまり、よほど大きな理由が無いのであれば4WDを選びましょう。
4WDのメリット・デメリットは、こちらの記事で詳しく解説しています。
ボディカラーを決めよう
『ハイエース部』がオススメしているカラーは、以下の3色です。
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- シルバーマイカメタリック
- ブラックマイカ
それぞれのカラーにメリット・デメリットがありますが、どれも定番色なので飽きにくいといえるでしょう。
ホワイトパールクリスタルシャイン
ハイエースで最も人気があるのが、ホワイトパールクリスタルシャイン。
人気の理由は、以下のとおりです。
- 高級感のある見た目
- ホワイトパールの上品な光沢
- メンテナンスのしやすさ
ホワイトパールは洗車などのボディメンテナンスがしやすく、キレイな状態を維持することがカンタンです。
傷や水垢が目立ちにくいから洗車の難易度は低いし、なにより気を遣わなくていいのが楽チン!
傷が目立ちにくいので、洗車機を使用しても問題ありません。
カッコ良くてメンテナンスしやすいカラーがいい!
そんなあなたには、ホワイトパールクリスタルシャインがオススメです。
ホワイトパールクリスタルシャインについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
シルバーマイカメタリック
シルバーは商用車のイメージがありますが、
マイカメタリックが使われているので、非常にスタイリッシュなカラーに仕上げられています。
人気の理由は、以下のとおりです。
- スタイリッシュな見た目
- メンテナンスがカンタン
とにかくメンテナンスしやすいことがメリットです。
メンテナンスのしやすさに関しては、ホワイトパールを上回るよ!
シルバーマイカメタリックもホワイトパール同様に、気軽に洗車機を使用することができます。
洗車はめんどくさいけど、なるべくキレイな状態を維持したい…。
そんなあなたには、シルバーマイカメタリックがオススメです!
シルバーマイカメタリックについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ブラックマイカ
ブラックマイカは、ピカピカにしておけば断トツでカッコいいカラー。
人気の理由は、下記のとおりです。
- とにかく見た目がカッコいい
- 高級感がある
- ブラック特有の光沢
メンテナンスこそ大変なものの、キレイに仕上げれば他を圧倒するほどの美しいツヤを見せてくれます。
黒じゃないと出せない深いツヤがあるからね!
ただしブラックマイカは、普段から洗車機を使ったり、テキトーな洗車をする人には向いていません。
黒色の車が好きである前に、洗車が好きじゃないと後悔すると思います。
黒がカッコ良くて好き!手間のかかる洗車も苦じゃない!
そんなあなたには、ブラックマイカがオススメです。
ブラックマイカについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
必要なオプションを決めよう
ハイエースを購入するときに、選択しておいて間違いのないオプションは下記のとおりです。
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- 自動防眩インナーミラー[バックモニター内蔵]
- 寒冷地仕様
- デュアルパワースライドドア
- リヤコーナーセンサー(インテリジェントクリアラアンスソナー)
- LEDヘッドランプ
- スマートエントリー&スタートシステム
- SRSエアバック
- ステアリングスイッチ
オプションには、メーカーオプションとディーラーオプションの2種類があります。
ハイエースの注文時にしか選べないオプションも存在するので、計画的に決めておきましょう。
オススメのオプションについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ホワイトパールクリスタルシャイン
僕は神経質なので、ボディについた傷や水垢がとても気になってしまいます。
だけど、
「洗車機を使ってラクがしたいし、拭き上げだって本当はやりたくない…。」
僕のワガママをすべてかなえてくれるのが、ホワイトパールクリスタルシャインです。
洗車機を使ってサッとキレイにできるから、本当に助かってるよ!
- 傷・水垢が目立ちにくい
- 洗車機を使用できる
- 車内温度が上がりにくい
自動防眩インナーミラー[バックモニター内蔵]
オプションで自動防眩インナーミラーを選択することで、後方のミラーが無くなるのでスタイリッシュな見た目になります。
お金はかかるけど、メリットだらけのオプションです。
- バックカメラと配線がついてくる
- 後方のミラーが無くなる
寒冷地仕様
寒冷地仕様は、良い意味でコストとオプション内容が釣り合ってないので絶対に選択しておきましょう。
具体的な内容は下記のとおりです。
- 塗装コートの追加
ホワイトのみ塗装が1コート厚くなる。
- 防塵使用
ドアとボディの間にゴムのモールが追加される。
- 冷却水(LLC)濃度50%
通常は30%。凍結防止のため。
- マニュアルアイドルアップ
アイドリングの回転数を上げて暖気を早める。
- フューエルヒーター(ディーゼル車のみ)
軽油の凍結防止のための機能。
- リヤアウトサイドモールディング
スライドドアの凍結防止。
- ヒーターミラー
寒冷地仕様を選ぶと選択できるオプション。
冬場に結露の影響を受ける場所に注射する場合はあると便利。
- フロントヒーター
電気の力で熱を発生させたところに風を通過させて、水温が低くてもそれなりに温かい風が出る機能。
- リヤヒーター
サイドリム部分にヒーターを搭載。
- バッテリー容量アップ
・ガソリン車:55D23R(48AH)→80D26R(55AH)。
・ディーゼル車:85D26R(55AH)→85D26R(55AH)が2個になる。
- セルモーター容量アップ
・ガソリン車:1.0kw→1.6kw。
・ディーゼル車:2.0kw→2.7kw。
- スノーモード(ガソリン車ATのみ)
オンにすると2速発進が可能。
エンジンやボディカラーによって内容が変動しますが、これだけの内容が3万円ほどで手に入ります。
控えめに言ってもお得すぎるので、寒冷地仕様は絶対に選んでおくべきオプションです。
デュアルパワースライドドア
家族構成などの状況によって選択が分かれますが、個人的にはオススメです。
挟み込み防止機能がついているので、小さなお子さんがいても安心して使うことができます。
坂道でドアが勝手に閉まってきて、手を挟んでケガをすることも珍しくありません。
予算的な問題もあると思うけど、可能なら選んでおきたいオプションだよ!
- ケガのリスクを最小限にできる
- スイッチ・キーボタンで操作が可能
リヤコーナーセンサー(インテリジェントクリアラアンスソナー)
ハイエースは運転席から車両後端部までの距離が長いので、後方の距離感をつかみにくいです。
ぶつけてしまって板金修理でお金がかかることを思えば、オプションで最初にお金を払っておいたほうが安心できます。
6型の場合は、 アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与する機能がついているので絶対に選択しておきましょう。
LEDヘッドランプ
明るい上に見た目もカッコいいので、絶対に選択しておきましょう。
夜間の安全性が格段に向上します。
ここからは、説明の必要がないくらい必須のオプションが登場するよ!
スマートエントリー&スタートシステム
非常に便利なので絶対に選択しておきましょう。
SRSエアバック
なによりも安全が第一です。
いくら予算が少なくても、エアバックだけは選択しましょう。
ステアリングスイッチ
オーディオの操作が非常に快適になります。
価格も安いので、とりあえず取り付けておきましょう。
ハイエースを購入する店舗を決めよう
ハイエースに限らず、車を購入するときに最も大切なのは店舗選びです。
これからのカーライフは、車を購入する店舗によって決まるといっても過言ではありません。
信頼できるお店の条件は下記のとおりです。
- 実績がある
- 接客の質が高い
- 営業マンが優秀
- 専門知識が豊富
- 転勤が少ない
これらの条件に多く当てはまるほど、信頼度は上がっていきます。
ハイエースを購入して、
- メンテナンス
- カスタム
- 車検
などを店舗に依頼する場合は、店舗選びが本当に重要です。
車を購入するお店の選びかたについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
納車までに買っておきたいアイテム7選
ハイエースを快適にするために、絶対に必要なアイテムを紹介します。
- 3Dラバーマット
- アームレスト
- ドリンクホルダー
- スマホホルダー
- 電源ソケット
- シートカバー
- エアコンフィルター
以上のアイテムは、運転が格段にラクになったり、車内で快適に過ごしたりするのに欠かせません。
納車されるまでに買っておくと、最初からとても快適だよ!
3Dラバーマット
アウトドアが好きな人には必須のアイテムです。
様々な汚れから車を守ってくれますし、汚れたら水でバシャバシャ洗うこともできます。
アームレスト
運転を快適にするための必須アイテムです。
アームレストがあるのとないのとでは、疲れ具合の違いは大きく違います。
『ハイエース部』では、センターコンソール側だけでなくドア側にもアームレストの取り付けをオススメしています。
見た目にこだわりだい人には、シンプルでスタイリッシュなアームレストがオススメです。
車内に小物を持ち込むことが多い人には、収納機能がついたアームレストがオススメです。
ドア側のアームレストを取り付けることで、快適性がさらに向上します。
ドリンクホルダー
ハイエースの純正ドリンクホルダーは、お世辞にも使い勝手が良いとは言えません。
追加ドリンクホルダーが必須になります。
コストパフォーマンス重視であれば、カーメイトの商品がオススメです。
運転席専用のドリンクホルダーがあれば、さらに快適になります。
槌屋ヤックのドリンクホルダーのレビューは、こちらの記事で詳しく解説しています。
スマホホルダー
今の自体、スマホホルダーは絶対に欠かせません。
スイッチのカバーと交換するだけで、まるで純正品のようなスマホホルダーを取り付けることができます。
ダッシュボードをごちゃごちゃさせたくない人にオススメです。
電源ソケット
純正の灰皿と交換するだけなので、非常にカンタン。
手軽に電源を増設できるので、最初のカスタムとしてもオススメです。
シートカバー
純正のシートへの汚れや劣化から守ってくれるのがシートカバー。
さらに内装の見た目にも大きな変化を与えてくれるでしょう。
ぜひ、自分好みのシートカバーを取り付けてください。
エアコンフィルター
ハイエースの純正エアコンフィルターは、ついてはいるけどあってないようなもの。
ちゃんとしたエアコンフィルターに交換する必要があります。
純正のエアコンフィルターは、網同然なのでなるべく早めの交換がオススメです。
さいごに
ハイエースの購入にたどり着くまでに、たくさんの決断が必要だと伝えさせていただきました。
まとめたものが、以下の9つです。
- ボディタイプ
- グレード
- 新車か中古車か
- ノーマル車かコンプリート車か
- エンジン
- 駆動方式
- ボディカラー
- オプション
- 購入する店舗
この記事で紹介したことをひとつずつ選択していけば、ハイエースの購入が失敗に終わる確率を大幅に下げることができます。
冒頭でもうるさいくらいに何度も言いましたが、
- ハイエースが欲しい理由
- デメリットを我慢できる根拠
これらを明確にすることが本当に大切なんだと覚えておいてください。
ちなみに予算の問題を度外視した場合、『ハイエース部』が推奨するハイエースは下記のとおりです。
- 標準ハイエースバン スーパーGL
- ダークプライム2
- ディーゼルエンジン
- 4WD
- ホワイトパールクリスタルシャイン
- 紹介したオプション全部つき
あくまで個人的なオススメにはなりますが、実際にこのようなハイエースには根強い人気があります。
このテンプレートは、ひとつの正解として参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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